スマホが急に壊れて、すぐに買い替えたい。でも新品は高い。そこで「バックマーケット(Back Market)が安いらしい」と知って調べたら、評判が良い声と悪い声が混ざっていて、逆に怖くなっていませんか。
結論から言うと、バックマーケットは①30日間返金保証、②1年間の動作保証、③赤ロム永久保証といった“保険”が用意されている一方で、リファービッシュ品(整備済み品)特有の個体差があるため、評価が割れやすいサービスです。
この記事では、口コミを眺めて迷子になるのではなく、「損するパターン」から逆算した判断軸で、買う・買わないを決められるように整理します。
[著者情報]
木村 恒一(きむら こういち)/リファービッシュ品質管理(中古スマホ整備の検品設計)
整備済みスマホの検品基準づくり・初期不良切り分け・返品率の改善に関わってきました。この記事は「安く買う」よりも、**“事故らない買い方”**を優先して書きます。
そもそも、バックマーケットの評判が割れる3つの理由
「怪しい」「やめとけ」が出る原因は、だいたいここに集約されます。
| 評判が割れる理由 | 何が起きる? | 読者側の対策 |
|---|---|---|
| 個体差(中古ベース) | 小キズ・バッテリー劣化などが“当たり外れ”に見える | グレードとバッテリー方針を先に決める |
| 初期不良の切り分けが必要 | 届いた直後の不具合が「端末」「設定」「回線」どれか分からず不安 | 到着48時間でチェック項目を潰す |
| 返品・保証の理解不足 | 「返品できると思ったのに条件が…」で不満になりやすい | 30日返金と1年保証の“対象外”を先に把握 |
まず安心材料:バックマーケットの“3つの保険”を正しく理解する
ここが分かると、不安が一気に減ります。
1) 30日間返金保証(気が変わった場合も含む)
バックマーケットは購入後30日以内の返金保証を掲げています。
一方で、返品・返金には条件や手順があるので、購入前に「返品・返金ポリシー」を一度だけ確認しておくと安心です。
※通販は一般にクーリング・オフ対象外のため、「いつでも無条件に戻せる」とは限りません。制度の前提として押さえておくと判断がぶれません。
2) 1年間の動作保証(初期不良だけでなく“動作”の保証)
バックマーケットは1年間の動作保証を案内しています。
ただし、保証には「対象になる不具合/対象外」の線引きがあります(落下・水濡れ等は一般的に対象外になりやすい)。ここも購入前に確認しておくと、後悔が減ります。
3) 赤ロム永久保証(ここが一番“怖さ”に効く)
中古スマホで一番こわいのが、ネットワーク利用制限(いわゆる赤ロム)です。
バックマーケットは赤ロム永久保証を明記しています。

失敗しない買い方:購入前に決めることは「2つ」だけ
① グレード方針:見た目重視か、価格重視か
整備済み品は、状態(外装のキズなど)でグレードが分かれます。
見た目に敏感な人ほど、ここを曖昧にすると「思ったより使用感がある…」になりがちです。まずは方針を決めましょう。
| あなたの優先 | 向いている方針 | 起きやすい不満 |
|---|---|---|
| とにかく安く | 価格優先(使用感は許容) | キズが想像より気になる |
| できるだけ綺麗がいい | 上位グレード寄り | 価格差に納得できない |
| プレゼント用途 | 見た目+バッテリーを重視 | バッテリー劣化が不安 |
② バッテリー方針:最低ラインを理解して「期待値」を合わせる
iPhoneのバッテリー最大容量は、一般的に80%がひとつの目安として語られます。バックマーケットの案内でも、80%が正常範囲として説明されています。
「新品同様」を期待するとギャップが出るので、**“何%ならOKか”**を決めてから選ぶのがコツです。
【結論】: 到着後48時間は、見た目より先に「回線・充電・カメラ・Face ID/Touch ID」を優先チェックしてください。
なぜなら、返品・保証の判断で一番時間を奪うのは「不具合か、設定か、回線か」の切り分けだからです。見た目の小キズは後で気づいても致命傷になりにくい一方、回線や生体認証の問題は早期発見がそのまま安心につながります。
「バックマーケット」と他の選択肢、結局どれが安心?
「安さ」だけでなく、「不安の少なさ」で比べると選びやすくなります。
| 選択肢 | 価格感 | 安心の作り方 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Back Market | 安くなりやすい | 30日返金+1年動作保証+赤ロム永久保証 | ルールを理解して賢く買いたい |
| Apple整備済製品 | やや高め | 新品同様の1年保証+新品バッテリー等 | 状態の安心を最優先したい |
| 新品(キャリア/量販) | 高い | 新品・メーカー保証 | とにかく手間をかけたくない |
よくある質問(FAQ)
Q1. 「怪しい」って言う人がいるのはなぜ?
整備済み品は新品と違い、個体差がゼロではないからです。だからこそバックマーケット側も、30日返金保証・1年保証・赤ロム永久保証のように、リスクを吸収する設計にしています。
Q2. 返品したいとき、どう動けばいい?
まず「返品・返金ポリシー」に沿って進めるのが基本です。条件や手順が明記されています。
Q3. 赤ロムが一番怖い。結局どうなの?
バックマーケットは赤ロム永久保証を掲げています。万一の最悪ケースに“保険”があるのは大きいです。
Q4. バッテリー最大容量はどれくらいを期待すべき?
少なくとも「新品同様」を前提にするとギャップが出ます。バックマーケットの説明では80%は正常範囲として扱われています。
見た目よりも、あなたが許容できるバッテリー状態(例:80%以上ならOK)を決めると失敗しにくいです。
評判に振り回されず「買う前の3チェック」で判断しよう
バックマーケットの評判が割れるのは自然です。新品ではなく整備済み品だから。
でも、買う前に次の3つを確認すると、不安はかなり小さくできます。
| 最後の3チェック | 目的 |
|---|---|
| 30日返金保証の条件を確認 | 「合わなかった」を逃がす |
| 1年動作保証の対象外を把握 | トラブル時の見通しを持つ |
| 赤ロム永久保証の存在を理解 | 最悪の事故を潰す |
いま迷っているなら、先に「グレード方針」と「バッテリー方針」だけ決めてください。そこが決まると、口コミの見え方が一気にクリアになります。