リビングに置いたランドセルと教科書が、いつもソファや床に広がってしまう。
「カラーボックスを買えば片付くかな?」と思って調べてみたものの、3段・4段・A4対応サイズ…と種類が多すぎて、どれを選べば良いのか分からない。
そんなモヤモヤを感じているママやパパに向けて、この記事では次のことがはっきり分かるように整理しました。
- 自宅のリビングスペースとランドセル・教材のサイズを一度測るだけで、必要なカラーボックス内寸の目安が分かる
- ニトリ・アイリスオーヤマ・カインズの3段カラーボックスのサイズ感と、向いている家庭像がイメージできる
- 子どもが自分で「ポン」と置きたくなる、片付けやすいカラーボックス配置の考え方が分かる
「とりあえず3段カラボを買ったけれど、ランドセルが収まらなかった…」という後悔を避けるために、いっしょにサイズ選びを整理していきましょう。
なぜカラーボックス選びで失敗が起きるのか?リビング収納の落とし穴
いつもの夕方に起きていること
夕方、子どもが学校から帰ってきます。
ランドセルはダイニングチェアに掛けられ、教科書はそのままテーブルに広がり、プリントはテレビボードの上に。
「あとで一緒に片付けようね」と声をかけたつもりが、気付いたときには夕飯づくりとお風呂でバタバタして、結局そのまま翌朝を迎えてしまう。
こうした状態をどうにかしたくて、次のように考える方がとても多いです。
「リビングにカラーボックスを置けば、ランドセルと教科書を全部まとめて片付けられるかも。」
その発想は、とても良い方向性です。
ただし、多くの方がここで次のような“落とし穴”にはまります。
よくある失敗パターン
カラーボックス選びでよく聞く失敗は、次のようなものです。
- 外寸だけ見て選んだ結果、ランドセルが「あと1〜2cm」で入らなかった
- 「収納力がありそうだから」と4段や大型サイズを選び、リビングで圧迫感が出てしまった
- ランドセルが入ると思っていたが、奥行きが足りず、ランドセルの頭が飛び出してしまう
- 子どもから見て棚が高すぎて、自分で出し入れするのが面倒になり、結局床置きが復活する
どの失敗にも共通しているのは、「誰のための、何を入れるカラボなのか」を具体的にイメージしないまま購入してしまうことです。
特にランドセル収納の場合、次の3つを決めずに買うと失敗しやすくなります。
- ランドセルの向き(立てて入れるのか、横向きに寝かせて入れるのか)
- 一緒に入れたいもの(A4ファイル、教科書、タブレットなど)
- 子どもの身長と動線(どの高さなら「ポン」と置きたくなるか)
この3つが曖昧なまま「なんとなく3段カラボ」「人気のA4対応カラボ」を選ぶと、サイズが合わずにストレスになりやすいのです。
ポイント:
「カラボならなんでも入る」は思い込みです。特にランドセルは、一般的なA4対応サイズでもギリギリになることが多いため、内寸の確認が欠かせません。
ここから先は、失敗を避けるために必要な「2つの採寸」と「ランドセル+教材に必要な内寸」について、数字を交えながらやさしく整理していきます。
【結論】: カラーボックスを選ぶ前に、「リビングのすき間」と「ランドセルのサイズ」を一度だけ測ってください。
なぜなら、カラーボックスの外寸だけで判断すると、内寸が数センチ足りずにランドセルが入らないケースが本当に多いからです。採寸のひと手間で、返品や買い直しの時間もストレスも大きく減らせます。この知見が、あなたのリビングをラクにする一歩になればうれしいです。
「リビングのすき間」と「ランドセルのサイズ」を測るだけで失敗しない理由
このセクションでは、少しだけ数字の話をします。
ただし、難しい計算ではなく、「このくらいが目安」というラインをつかむことが目的です。
カラーボックス標準サイズと「外寸・内寸」の関係
一般的な3段カラーボックスには、次のような特徴があります。
- 外寸(がいすん): カラーボックス本体の「幅・奥行・高さ」
- 内寸(ないすん): カラーボックス1マスの「中に物を入れられる幅・奥行・高さ」
カラーボックス標準サイズは、メーカーによって多少差があります。
しかし、多くの3段カラーボックスでは、外寸と内寸の間に板の厚み分の差が存在します。
たとえば、
- 外寸奥行が「約29cm」のカラーボックスでも、
- 内寸奥行は「約27cm前後」になることが一般的です。
この「2cm前後の差」が、ランドセル収納では非常に大きな意味を持ちます。
ランドセルとA4教材に必要な「ゆとり」
ランドセルのサイズはメーカーによって異なりますが、多くのランドセルは次のようなサイズ帯に含まれます(外形の目安)。
- 幅:
23〜25cm前後 - 奥行(マチの深さ):
18〜21cm前後 - 高さ:
30〜32cm前後
ランドセルをカラーボックスの中に収納するときには、ランドセルのサイズぴったりではなく、出し入れしやすい「ゆとり」が必要です。
ランドセルの向きごとに、目安となる必要内寸は次のように考えられます。
- ランドセルを横向きに寝かせて入れる場合
- 必要な内寸幅:ランドセルの「高さ」+
2〜3cm - 必要な内寸奥行:ランドセルの「奥行」+
3〜5cm
- 必要な内寸幅:ランドセルの「高さ」+
- ランドセルを立てて入れる場合
- 必要な内寸高さ:ランドセルの「高さ」+
2〜3cm - 必要な内寸奥行:ランドセルの「奥行」+
3〜5cm
- 必要な内寸高さ:ランドセルの「高さ」+
多くのご家庭では、横向きに寝かせて「ポン」と入れる形の方が長続きしやすいです。
特に低学年のお子さんにとって、立てて入れるよりも、軽い動きで済むためです。
そこで、この記事では次のようなシンプルな考え方をおすすめします。
必要内寸奥行(目安)
ランドセルの奥行 + 3〜5cm必要内寸幅(目安)
ランドセルの高さ + 2〜3cm
このくらいのゆとりがあれば、ランドセルを無理なく横向きに寝かせた状態で出し入れできます。
「リビングのすき間」が決めるカラボ外寸
一方で、カラーボックスのサイズは、リビングの状況によっても制約を受けます。
- テレビボードの横の幅40cmのすき間に置きたいのか
- ダイニング横の壁一面に2台並べたいのか
- ソファ横のサイドテーブル代わりとして使いたいのか
こうした条件によって、選べる外寸幅や高さが変わってきます。
このため、先に「リビングのすき間」を測ることは、カラーボックス選びの前提条件になります。
シンプルなサイズ選びの式
ここまでの話をまとめると、サイズ選びでチェックすべきポイントは次の3つです。
- リビングの設置スペースの外寸(幅・奥行・高さ)を測る
- ランドセルの外形サイズ(特に奥行と高さ)を測る
- 候補となるカラーボックス1マスの「内寸」と照らし合わせる
数字にすると、次のようなイメージになります。
- 必要なカラーボックス内寸奥行(目安)
ランドセル奥行 + 3〜5cm - 必要なカラーボックス内寸幅(目安)
ランドセル高さ + 2〜3cm - 必要なカラーボックス外寸奥行(目安)
必要内寸奥行 + 板の厚み(片側1〜2cm)
このシンプルな考え方を頭に置いて、ニトリ・アイリスオーヤマ・カインズの3段カラーボックスを比較していきます。

ニトリ・アイリス・カインズの3段カラボサイズ比較と「わが家の正解」の選び方
ここからは、実際に多くのご家庭で選択肢に上がりやすい
- ニトリの3段カラーボックス
- アイリスオーヤマの3段カラーボックス
- カインズの3段カラーボックス
という3つのブランドをイメージしながら、サイズと特徴の比較をしていきます。
(※具体的な数値は商品ごとに異なるため、実際に購入する際は必ず商品ページで最新のサイズを確認してください。)
3社の3段カラーボックスの「ざっくり共通点」
多くの3段カラーボックスは、次のような共通した特徴を持っています。
- 幅:
約40〜45cm前後 - 奥行:
約28〜30cm前後 - 高さ:
約90〜110cm前後
この範囲内で、各社が少しずつサイズを変えたり、カラー展開を増やしたりしています。
ランドセルを収納する場合に特に重要になるのは、1マスあたりの内寸奥行と内寸幅です。
ニトリ・アイリス・カインズの3段カラーボックスをイメージしながら、比較表を見ていきましょう。
前提: 以下の内寸はあくまで「代表的な例」のイメージです。実際の購入時には必ず商品ページで詳細を確認してください。
| 項目 | ニトリ 3段カラボ(A4対応イメージ) | アイリスオーヤマ 3段カラボ(CXシリーズイメージ) | カインズ 3段カラボ(PB商品イメージ) |
|---|---|---|---|
| 外寸(幅×奥行×高さ) | 約41×29×88cm | 約42×29×88cm | 約39×28×89cm |
| 内寸(幅×奥行×高さ/1マス) | 約39×27×27cm | 約39×27×27cm | 約37×26×27cm |
| カラー展開 | ベーシック色+一部木目調 | ベーシック色+一部カラフル | 店舗によるがベーシック色中心 |
| 特徴 | A4対応シリーズが多く、追加棚板やインボックスとの相性が良い | 価格が抑えめで、まとめ買いしやすいシリーズが多い | 店舗で現物を確認しやすく、横並び設置に向くサイズ感が多い |
| 向いている家庭像 | ニトリでインボックスや学習グッズもまとめて揃えたい家庭 | 予算を抑えつつ、きょうだい分を複数台揃えたい家庭 | 近くのカインズで、他の収納用品と一緒に選びたい家庭 |
「わが家の正解」を決める3つの視点
ここからは、具体的にどのように選び分けるかを整理します。
視点1:ランドセル+A4教材に必要な「内寸」に合うか
- ランドセルの奥行が20cm程度の場合、
必要内寸奥行の目安は「23〜25cm」以上になります。 - 上の表のように、内寸奥行が27cm前後の3段カラーボックスであれば、
ランドセル+少しのゆとりは確保しやすいサイズ感です。
ただし、ランドセルを立てて入れたい場合や、A4ファイルを「背表紙を手前にして立てたい場合」は、奥行だけでなく内寸高さや幅もよりシビアに確認する必要があります。
視点2:リビングの「すき間」と圧迫感
- テレビボード横の狭いすき間に置きたい場合
→ 外寸幅が39〜41cm程度のモデルが扱いやすいです。 - ダイニング横に2台を横並びで置きたい場合
→ 合計幅が80〜90cm以内に収まるかをチェックすることが大切です。
「ゆとりをもって通れるか」「窓やコンセントをふさがないか」といった視点も、長く使ううえで重要になります。
視点3:子どもの身長と使いやすい高さ
多くの3段カラーボックスは高さが90cm前後なので、
低学年の子どもでも上段のものに手が届きやすい高さです。
ただし、ランドセルを置く位置としては、
- いちばん下の段
→ ランドセルを「どすん」と置きやすいが、かがむ動きが必要 - 真ん中の段
→ 立ったままランドセルを横向きに「ポン」と置きやすい
という特徴があります。
子どもの身長や性格に応じて、ランドセルを置く段を最初に決めてから、他の段の使い方を決めるとスムーズです。
【結論】: カラーボックスの「おすすめ段数」よりも、先に「ランドセルをどの段に置くか」を決めてください。
なぜなら、ランドセルの位置が決まると、自然に教科書やノート、タブレットの配置も決まり、子どもの動きが安定するからです。段数はその結果として決めるほうが、暮らしのイメージとズレにくくなります。収納はモノからではなく、動きから設計するとラクになります。
カラーボックスのサイズ選びでよくある疑問Q&A
最後に、サイズ選びでよくいただく質問をQ&A形式でまとめます。
ここまで読んでくださった方が、最後の一歩を踏み出しやすくなるように整理しました。
Q1. 3段と4段、リビングにはどちらがおすすめですか?
A. ランドセル収納が目的であれば、まずは3段カラーボックスを基準に考えることをおすすめします。
3段カラーボックスは、
- 高さ90cm前後で圧迫感が少ない
- 上段も子どもの手が届きやすい
- 将来、横にもう1台足してもバランスが取りやすい
といった理由から、リビング収納との相性が良いサイズ帯です。
4段カラーボックスは収納力は増えますが、視線を遮りやすく、圧迫感が出やすい点に注意が必要です。
Q2. ランドセルを立てて入れたいのですが、何に気を付ければいいですか?
A. ランドセルを立てて入れたい場合は、次の2点を必ず確認してください。
- 内寸高さがランドセル高さ+2〜3cm以上あること
- 内寸奥行がランドセル奥行+3〜5cm以上あること
多くの3段カラーボックスでは、内寸高さが約27〜28cm前後になることが多く、ランドセルの高さ30cm前後とは相性が良くありません。
そのため、現実的には、横向きに寝かせて入れる前提でサイズを選ぶ方が失敗しにくいです。
Q3. 将来きょうだいが増えるかもしれません。今から2人分を想定すべきですか?
A. 今の段階では、ムリに2人分のスペースを確保しなくても大丈夫です。
むしろ、今の1人分を使いやすく整えることの方が、暮らし全体の満足度は高くなります。
そのうえで、
- 今は3段カラーボックスを1台だけ
- 将来、同じシリーズの3段カラーボックスをもう1台追加してL字型や横並びにする
という考え方をすると、増えたときにも違和感が出にくいです。
同じシリーズで揃えておくと、サイズや色味が揃い、見た目の統一感も保てます。
まとめ:今日やることは「2つ測るだけ」で大丈夫
ここまで、ランドセルがピタッと収まるカラーボックスのサイズ選びについて、
- なぜ失敗が起きやすいのか
- 「リビングのすき間」と「ランドセルサイズ」の2つを測ることの意味
- ニトリ・アイリスオーヤマ・カインズの3段カラボ比較の視点
- よくある疑問とその答え
をお話ししてきました。
最後に、今日やることをシンプルにまとめます。
- メジャーを1本用意する
- カラボを置きたいリビングの「幅・奥行・高さ」を測る
- 子どものランドセルの「高さ・奥行」を測る
- 記事内で紹介した
- 「ランドセル奥行+3〜5cm」
- 「ランドセル高さ+2〜3cm」
を目安に、候補のカラーボックス内寸と照らし合わせる
- ニトリ・アイリスオーヤマ・カインズなどの3段カラボの中から、条件に合うものを1〜2台まで絞り込む
今すぐメジャーを手に取って、リビングとランドセルを一度だけ測ってみてください。
その数字が分かれば、カラーボックス選びは「なんとなく」ではなく、「数字で納得して決められる」時間に変わります。
参考文献リスト
※本記事は、以下のような公開情報や家具メーカーのサイズ情報を参考にしつつ、収納コンサルタントとしての実務経験に基づき独自の判断基準を加えて構成しています。
- 家具キューブ(カラーボックスのサイズ一覧・比較)
- Livingtips(カラーボックスのサイズと収納アイデア)
- Moov(収納アイテムの選び方・比較記事)
- 各社公式商品ページ(ニトリ、アイリスオーヤマ、カインズ ほか)
※具体的な購入時には、必ず各商品の最新サイズ・仕様を公式サイト等でご確認ください。