大学に入ると、まずぶつかる小さな悩みがあります。
それが 「大学ノートのサイズ、結局どれにすれば正解なの?」 という問題です。
- なんとなく周りに合わせてB5を買ったけれど、本当に合っているか自信が持てない
- A4が良いと聞いて揃えてみたら、机からはみ出してイライラする
- 可愛いA5を買ったけれど、板書が入り切らなくてページがバラける
こんな経験が一つでもあれば、このガイドはきっと役に立ちます。
この記事では、「大学4年間を見据えたノートサイズの戦略」を一緒に考えていきます。
単に「A4は大きい・B5は標準」という説明ではなく、
- あなたの時間割
- あなたの授業スタイル
- あなたのカバンとPCの持ち歩き方
に合わせて、「自分専用ノートサイズルール」を作ることがゴールです。
誰もちゃんと教えてくれない「大学ノートのサイズ迷子」問題
大学の授業が始まると、いきなり増えるのが プリントとノート です。
- 講義で大量に配られるA4プリント
- 教室によってサイズがバラバラな机
- ノートのほかにPCやタブレットも置きたい机の上
こうした現実に直面すると、高校時代の感覚で選んだノートサイズが急にしっくりこなくなります。
たとえば、よくある「サイズ迷子」のパターンはこんな形です。
- パターン1:全部A4にして後悔するパターン
大学ノートをすべてA4でそろえた結果、狭い机ではノートもプリントも置きにくく、常に重ねたりずらしたりする必要がある。 - パターン2:全部A5で可愛くそろえて後悔するパターン
A5ノートで統一したものの、板書量が多い講義では1ページに収まらず、見返すときにページが飛び飛びになって流れがわかりにくくなる。 - パターン3:サイズがバラバラで試験前にカオスになるパターン
気分でいろいろ試した結果、A4・B5・A5が混在して、本棚もカバンもぐちゃぐちゃになり、テスト前に目的のノートが見つからない。
私自身も大学生の勉強相談を受ける中で、この「サイズ迷子」の相談を本当にたくさん受けてきました。
そしてほとんどのケースで、「サイズの良し悪し」よりも「サイズ選びの考え方」が問題になっていました。
大学ノートのサイズ選びは、
「どれが正解か」ではなく「自分の授業スタイルに合う組み合わせを決めるかどうか」
で満足度が大きく変わります。
ここからは、その考え方を一つひとつ整理していきます。
まずは基礎整理|A4・B5・セミB5・A5それぞれの「キャラ」を知る
結論から言うと、大学ノートでよく登場するサイズは次の4つです。
- A4
- B5
- セミB5(いわゆる「キャンパスノートのサイズ」)
- A5
ここでは、細かい規格の話よりも、「それぞれがどんな性格(キャラ)か」 に注目して整理します。
よく使うノートサイズのイメージ
| サイズ | おおよその大きさイメージ | キャラ設定 | 向いているシーン |
|---|---|---|---|
| A4 | プリントと同じ大きさ | 情報たっぷり、でもかさばる頼れるお兄さん | プリントを貼りたい講義、レポート準備用ノート |
| B5 | A4より一回り小さい標準サイズ | バランスの良いオールラウンダー | 板書メインの講義、一般的な授業全般 |
| セミB5 | B5より少し小さい、大学ノート定番サイズ | 実は一番よく見る「大学ノートそのもの」 | キャンパスノートなど市販ノートの標準、日常使い |
| A5 | 文庫本くらいのサイズ | コンパクトな相棒 | まとめノート、持ち運び重視のメモ用 |
A4サイズとB5サイズは A判とB判というサイズ体系の違い があります。
A判は「A4コピー用紙」をイメージしてもらうとわかりやすく、B判はそれより少し大きめのラインナップだと考えると理解しやすくなります。
大学ノートとしてよく売られているのは、セミB5サイズ です。
セミB5サイズはB5サイズを少しだけ小さくした実用サイズで、コクヨのキャンパスノートなど多くの「大学ノート」がこのセミB5サイズを採用しています。
つまり、文房具売り場で「普通の大学ノート」を手に取ると、ほぼセミB5サイズだと考えてOKです。
ノートサイズの視覚的イメージ(デザイナー向け)

授業パターン×生活スタイルで決める「ノートサイズ戦略マップ」
ここからがこの記事の一番の肝です。
大学ノートのサイズは、「どのサイズが優秀か」ではなく、「どんな授業をどう受けているか」で決めたほうがうまくいきます。
よくある授業パターンを整理する
まず、代表的な授業パターンをいくつか挙げます。
- 板書メイン講義
黒板やホワイトボードの内容をひたすら写すタイプの授業。 - プリント配布型講義
毎回A4プリントが配られ、そのプリントに書き込むスタイルがメインの授業。 - PC併用ゼミ・演習
PCで資料を見ながら、要点だけノートにメモする授業。 - 実験・実習・演習ノート系
実験の手順や結果、考察を書くレポート寄りのノート。 - 自習・まとめノート
授業後に内容を整理する「復習用ノート」や「テスト前用まとめ」。
この授業パターンを、ノートサイズと組み合わせていきます。
📊 比較表
表タイトル: 授業パターン別・おすすめノートサイズマトリクス
| 授業パターン | メインおすすめサイズ | サブ候補サイズ | コメント |
|---|---|---|---|
| 板書メイン講義 | B5またはセミB5 | A4 | ノートを机に置きっぱなしで書くので、標準サイズが扱いやすい。板書量が極端に多い授業はA4も検討。 |
| プリント配布型講義 | A4 | B5またはセミB5 | プリント貼り付けや書き込みが中心ならA4が最もしっくりくる。ノートを別にする場合はB5。 |
| PC併用ゼミ・演習 | セミB5またはハーフサイズ | A5 | PCの前に置くスペースが限られるため、幅が小さいノートのほうが快適。要点メモ用なら小さめでOK。 |
| 実験・実習・演習ノート系 | A4 | B5 | レポートに近い使い方や図表が多い場合、A4の広さが安心。フィールドワークなど持ち運び重視ならB5。 |
| 自習・まとめノート | A5またはB5 | なし | 自分だけが見るノートなら、携帯性重視でA5もかなり使いやすい。図や表を多用するならB5。 |
PC併用スタイルとノートサイズの関係
PCを使う授業が増えている大学では、「PC+ノート+飲み物」を小さめのテーブルに置く」という状況がよくあります。
このとき、A4ノートをど真ん中に置こうとすると、PCとぶつかりやすく、手も動かしにくくなります。
そこで活躍するのが セミB5サイズやハーフサイズノート です。
ノートサイズと授業スタイルの関係は、
「ひとつの机の上に何をどう並べたいか」という実際のレイアウトで考えると失敗しにくくなります。
PC前レイアウト図(デザイナー向け)

【結論】: 「板書メインの講義用」「PC併用の授業用」「まとめノート用」で、ノートサイズを3カテゴリーに分けると整理が一気にラクになります。なぜなら、大学の授業のほとんどはこの3パターンの組み合わせで構成されているからです。何十冊も使い分ける必要はありません。「どの授業をどのカテゴリーに入れるか」だけ決めてしまえば、ノート売り場でも迷わなくなります。この考え方が、あなたの大学4年間の勉強時間を少しでも軽くできれば嬉しいです。
「これで迷わない」自分専用ノートサイズルールの作り方
ここからは、さやかが実際に使える 「自分専用ノートサイズルール」 を作るステップを紹介します。
ステップ1:時間割を書き出す
まず、今の時間割を簡単で良いので書き出します。
- 月曜:〇〇学概論、英語、ゼミ
- 火曜:心理学、統計学、PC演習
- …といった感じで、紙でもスマホメモでもOKです。
ステップ2:各授業のパターンを分類する
時間割の各授業に対して、「授業パターン」をメモします。
- 〇〇学概論 → 板書メイン講義
- 英語 → プリント配布型講義
- ゼミ → PC併用ゼミ
- 統計学 → PC併用+板書あり
- …など
細かくやりすぎると疲れるので、「板書メイン」「プリント多め」「PC併用」の3つくらいに分けるだけでも十分です。
ステップ3:ノートサイズを当てはめる
最後に、授業パターンに合わせてノートサイズを割り当てます。
例として、仮想の「さやか」の時間割でルールを作ってみます。
| 科目名 | 授業タイプ | ノートサイズ | 理由 |
|---|---|---|---|
| 教養英語 | プリント配布型 | A4 | 毎回A4プリントが配られるため、プリントとノートを一冊にまとめたい。 |
| 心理学概論 | 板書メイン講義 | セミB5 | 板書量は多いが、標準サイズで十分。持ち運びやすさも重視。 |
| 統計学 | PC併用+板書 | セミB5 | PCで資料を見つつ、要点だけ書くのでフルA4は不要。PC前に置きやすい幅を優先。 |
| ゼミ | PC併用ゼミ | ハーフサイズノート | 発言メモやキーワード中心のため、小さいノートで十分。PCと同時使用を想定。 |
| 心理学まとめノート | 自習・まとめ用 | A5 | 自習用なので、自分が後から読みやすければOK。テスト前に持ち歩きやすさを重視。 |
このような形で、「科目名 × 授業タイプ × ノートサイズ × 理由」を一度だけ決めておくと、その後のノート選びが圧倒的にラクになります。
よくある質問(FAQ)で最後のモヤモヤをつぶす
Q1. 文系だけどA4ノートを使っても大丈夫?
もちろん大丈夫です。
文系か理系かよりも、授業でどれくらいプリントを使うか が重要です。
- プリントが多くて、毎回ノートに貼りたいならA4はかなり便利です。
- プリントはファイルにまとめて、ノートはノートだけで使いたいなら、B5やセミB5のほうが扱いやすくなります。
Q2. 途中でノートサイズを変えたら混乱しない?
ノートサイズを途中で変えても問題はありません。
ただし、以下のような簡単なルールだけは守ると混乱が減ります。
- 同じ科目の中では、学期ごとにサイズを決める
1年春学期はB5、秋からA4に変える、など区切りをはっきりさせる。 - サイズ変更の理由を一言書いておく
ノートの最初のページに「プリントが増えたのでA4に変更」などメモしておくと、見返したときに理解しやすくなります。
Q3. 罫線は何を選べばいい?
ノート罫線にもA罫・B罫・ドット罫などがありますが、まずはサイズのほうが優先です。
サイズが決まったあとに、次の基準で選ぶと失敗しにくくなります。
- 文字が大きめ → B罫(行間広め)
- 細かく書きたい → A罫(行間狭め)
- 図や表をよく描く → ドット罫・方眼
罫線は好みが出る部分なので、まずは一冊ずつ試してみる感覚でOKです。
Q4. 1科目1冊のノートは必須?
1科目1冊のノート運用はわかりやすいですが、絶対ではありません。
- 小テスト中心の科目は、まとめノートに集約する
- 授業内容が薄い科目は、複数科目を1冊にまとめる
といった形で、「テスト前に見返しやすい単位」で考えるほうが現実的です。
まとめ|今日から始める“ノートサイズ迷子卒業宣言”
ここまでの内容を、もう一度ぎゅっとまとめます。
- 大学ノートのサイズは、「どれが正解か」ではなく、授業パターンと生活スタイルで選ぶ と満足度が高くなる。
- よく使うサイズは A4・B5・セミB5・A5 の4つで、それぞれに得意なシーンがある。
- 「板書メイン」「プリント配布型」「PC併用」「自習用まとめ」の4〜5パターンに授業を分けると、ノートサイズの選び方が整理される。
- 一度「自分専用ノートサイズルール」を決めておくと、今後のノート選びと試験前の整理が驚くほどラクになる。
ノートサイズに完璧な正解はありません。
「自分にとって続けやすいサイズとルールを見つけること」 が、一番の正解です。
今日の一歩(CTA)
- 今の時間割を紙かスマホメモに書き出す
- 各授業を「板書メイン」「プリント多め」「PC併用」にざっくり分類する
- この記事のマトリクスを参考に、
「この授業はB5」「このゼミはハーフサイズ」「この科目のまとめはA5」
と3行でいいのでマイルールを書き出してみる
それだけで、次に文房具屋さんへ行ったとき、ノート売り場での迷い時間がかなり減るはずです。