DSで「DQMジョーカー」に青春を捧げた戦友(とも)へ。待望の新作「ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅」、正直な評価が知りたいよな。結論から言う。配合の面白さは間違いなくシリーズ最高峰だ。だが、過去作をやり込んだ俺たちだからこそ看過できない、ボリュームと快適性の問題も確かにある。この記事では、巷のレビューでは語られない「ジョーカー世代の視点」で、DQM3が本当に俺たちの期待に応える作品なのか、その全てを正直に語る。
結論:DQM3は「買い」か? ジョーカー元廃人の最終判定
さて、いきなり結論から入ろう。俺たちのようなシリーズ経験者にとって、DQM3は「買い」なのか。
俺たちの判断基準は一つ。「配合」が楽しいかどうかだ。その一点で言えば、答えは明確だ。
- 配合の楽しさ、という一点突破で買うなら『絶対に買い』。
- だが、ジョーカーシリーズのような総合的な完成度を求めるなら『待った』。
DQM3の配合システムは、間違いなく面白い。時間を忘れて牧場にこもり、理想のスキル構成を考えるあの楽しさは健在だ。しかし、その最高の体験にたどり着くまでの過程に、無視できないストレスが多すぎる。以降のセクションで、なぜ俺がこの二元的な結論に至ったのか、その理由を詳しく解説していく。
【徹底比較】配合システム:JOKERから正統進化した「神」の部分
まず、手放しで褒めたい部分から話そう。DQM3の配合システムは、俺たちが愛したジョーカーシリーズから間違いなく正統進化を遂げている。特に「神」だと感じたのは、育成の快適性を劇的に向上させた以下の2点だ。
- 検索配合と血統の可視化:
ジョーカー時代、特殊な4体配合の結果を知るには、攻略サイトを見るか、実際に試すしかなかった。DQM3では、手持ちのモンスターから生まれる子供の候補が全てリストアップされる「検索配合」機能が実装された。これにより、「このスキルを持ったあいつと、あの特性のあいつを掛け合わせたら何が生まれるんだ?」という試行錯誤がゲーム内で完結する。これは革命的だ。 - スキルの自由な付け替え:
DQM3では、一度覚えさせたスキルポイントをコストなしで振り直せるだけでなく、モンスターに覚えさせたスキルを「証」として取り出し、別のモンスターに付け替えることが可能になった。これにより、配合システムとスキルの組み合わせが、より深い戦略性を生んでいる。例えば、苦労して作った「攻撃力アップSP」のスキルを、配合で生まれた全く新しいモンスターに即座に移植できる。この仕様のおかげで、一体のモンスターを突き詰めて育成する奥深さは、過去作以上と言えるだろう。
| 機能 | ドラゴンクエストモンスターズ3 | DQM ジョーカー2 プロフェッショナル | 評価 |
|---|---|---|---|
| 配合先の検索 | ◎ ゲーム内で可能 | × 不可(攻略サイト必須) | 神進化 |
| スキル振り直し | ◎ コストなしで自由 | △ アイテムが必要 | 快適 |
| スキルの付け替え | ◎「証」で可能 | × 不可 | 育成の自由度が大幅UP |
| 育成効率化 | △ 特になし | ◎ あくまの書システム | 明確な退化 |
覚悟しろ!シリーズ経験者が直面する3つの「壁」
配合の素晴らしさを語った後で悪いが、ここからはDQM3が抱える厳しい現実について話さなければならない。特に、俺たちのようなシリーズ経験者が直面するであろう3つの「壁」が存在する。
1. ボリュームの壁:あまりに少ないモンスター総数
最大の壁は、モンスターの総数だ。DQM3に登場するモンスターは、攻略情報によれば約523種。これは、ジョーカー2プロフェッショナルの700種以上、イルルカSPの900種以上と比較して、あまりにも少ない。このモンスター総数の少なさは、俺たちが熱中したクリア後要素である「モンスターコンプリート」の達成感を著しく低下させている。かつては何百時間もかけて図鑑を埋めたが、DQM3ではその目標がすぐに終わってしまう可能性がある。
2. 快適性の壁:配合ループを阻害するストレス要因
次に、システムの快適性だ。特に、フィールドの四季ギミックは、テンポの良い配合を阻害する最大のストレス要因となっている。特定の季節にしか出現しないモンスターをスカウトしたいのに、季節がランダムに変わるのを待たなければならない。この待ち時間は、配合システムという最高の遊びに没頭したい俺たちの時間を無情にも奪っていく。他にも、牧場でのモンスター入れ替えのUIが煩雑であるなど、細かいストレスが積み重なる仕様は擁護できない。
3. ノスタルジーの壁:「あくまの書」の廃止
最後に、これは古参ファンだからこその感傷かもしれないが、「あくまの書」システムが廃止された点は非常に残念だ。ジョーカーシリーズにおいて、配合と育成を効率化し、無限に遊べる感覚を与えてくれたあのシステムがない。この喪失感は、過去作をやり込んだプレイヤーほど大きく感じるだろう。
FAQ:購入前の最後の疑問に答える
Q1. ストーリーは面白い?ドラクエ4を知らないとダメ?
A1. モンスター配合という軸で言えば、ストーリーは気にしなくていい。主人公がピサロであるため、ドラクエ4を知っていればニヤリとできる場面はあるが、知らなくても全く問題なく進められる。ただし、ストーリー自体が傑作かと言われると、正直なところ賛否両論だ。
Q2. DLC(追加コンテンツ)は買うべき?
A2. 育成を効率化したいなら「買い」だ。特に、経験値やゴールドを稼ぎやすくなる「追憶のモグダンジョン」は、配合ループのテンポを上げるのに役立つ。ただし、DLCがなくてもゲームの本質的な面白さは変わらない。まずは本編をプレイしてみて、必要だと感じたら購入するのがいいだろう。
まとめ
ドラゴンクエストモンスターズ3は、荒削りだが「配合」という一点において強烈な輝きを放つ作品だ。俺たちのような配合狂にとっては、その輝きだけで全ての欠点を許せる可能性がある。
この記事で挙げた進化点と問題点を参考に、あんた自身のモンスターズへの「愛」が、今作の欠点を超えるほどのものなのかを判断してほしい。
もう一度、あの配合沼に飛び込む覚悟はできたか?
[参考文献リスト]
- GameWith. 「【DQM3】クリア後レビュー・評価|面白い?つまらない?」.
- Altema. 「ドラクエモンスターズ3評価・評判まとめ」.