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【後悔しないキッチンカウンターの高さ】身長差夫婦の最適解は「肘高」基準で決まる!

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キッチンの高さ、85cm?90cm?情報が多すぎて決められない…特にご夫婦で身長差があると、どちらに合わせるべきか本当に悩みますよね。

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ご安心ください。実は、その悩みを一発で解決する、プロが使う「肘高(ひじだか)」という基準があります。

この記事では、一般的な身長計算式にサヨナラし、「肘高」基準を使って、身長差のあるご夫婦が10年後も「この高さがベストだったね」と笑い合える、”我が家だけの正解”を見つける方法を、設計のプロである私が徹底解説します。

この記事を読み終える頃には、もうキッチンカウンターの高さ選びで迷うことはなくなり、自信を持ってリフォーム会社に希望を伝えられるようになります。

なぜ、多くの人がキッチンの高さ選びで失敗してしまうのか?

「夫婦で身長差があるんですが、どうすれば…」これは、設計の打ち合わせで私が最もよく受ける質問の一つです。多くの方が、高額なリフォームで失敗したくないという強い思いと、情報が多すぎるがゆえの混乱の間で悩んでいらっしゃいます。

実は、キッチンカウンターの高さ選びで後悔する方には、共通する3つの失敗パターンがあります。

  1. 失敗パターン①:「標準」という言葉を信じすぎる
    多くのショールームやカタログで目にする「標準高さ85cm」という言葉。この「標準」とは、あくまでJIS(日本産業規格)で定められた規格の一つに過ぎません。あなたの体格にとっての「最適」を意味するものではないのです。
  2. 失敗パターン②:身長計算式だけで決める
    「身長÷2+5cm」という計算式は、簡易的な目安にはなりますが、万能ではありません。なぜなら、同じ身長でも腕の長さや体格は人それぞれ異なるからです。この計算式だけで判断してしまうと、実際に使ってみてから「なんだか腕が疲れる…」という事態に陥りかねません。
  3. 失敗パターン③:シンクの深さを見落とす
    意外な落とし穴が、ワークトップ(天板)とシンクの関係性です。カウンターの高さばかりに気を取られ、シンクの底の深さを考慮しないケースが非常に多いのです。洗い物をする際の作業点は、カウンターの天板よりもずっと低い位置にあります。このシンクの底の位置を見落とすと、毎日腰をかがめて洗い物をすることになり、腰痛の大きな原因となってしまいます。
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もう迷わない!プロが使う「肘高マイナス10cm」の新常識

では、どうすれば自分にとって本当に使いやすい高さを見つけられるのでしょうか。
その答えが、私たちプロが最も重視する「肘高(ひじだか)」基準です。

「肘高」とは、あなたがリラックスして立った時に、床から肘の一番下の部分までの高さのこと。この「肘高」は、人間工学に基づいたより正確な基準であり、簡易的な目安に過ぎない「身長計算式」よりも、あなたの身体に合った高さを導き出せる、優れた指標なのです。

【ご自宅で簡単!「肘高」の測り方】

  1. 壁に背中とかかとをつけて、自然に立ちます。
  2. 腕の力を抜き、肘を直角(90度)に曲げます。
  3. ご家族に、床から肘の下までの高さをメジャーで測ってもらいましょう。

この「肘高」さえ分かれば、最適なカウンターの高さはすぐそこです。
最も疲れにくいとされる理想のワークトップの高さは、「あなたの肘高 − 10cm」
これが、長時間の料理でも身体に負担がかかりにくい、高さ選びのゴールデンルールです。

身長基準と肘高基準でキッチンに立った際の姿勢を比較するイラスト

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【実践編】身長差夫婦のための「最適カウンター高」決定3ステップ

「肘高」基準の重要性をご理解いただけたところで、いよいよ本題である「身長差のあるご夫婦」の最適解を見つけるための、具体的な3ステップをご紹介します。

Step1: 「主役」を決める – どちらの高さに合わせるべきか?

結論から申し上げます。キッチンカウンターの高さは「主にキッチンに立つ人」の肘高に合わせるのが鉄則です。

無理に中間の高さを選んでしまうと、結局どちらにとっても中途半端で使いにくいキッチンになってしまいます。身長が低い方が高いカウンターに合わせると、常に腕を上げて作業することになり、肩こりは避けられません。

一方で、身長が高い方が少し低いカウンターを使う場合は、次のステップでご紹介する方法で比較的簡単に調整が可能です。ですから、まずはキッチンでの滞在時間が最も長い方の「快適」を最優先しましょう。

Step2: 「サポーター」の調整方法を知る

主役の高さに合わせると、もう一方は少し使いにくさを感じるかもしれません。しかし、ご安心ください。スリッパやまな板といった調整ツールは、身長差という課題を吸収するための、手軽で効果的な解決策になります。

  • 背が高い方向けの調整: 少し厚底のスリッパをキッチン専用に用意するだけで、数センチの高さを楽にカバーできます。
  • 背が低い方向けの調整: もし主役が背の高い方で、カウンターが高くなる場合は、厚めのまな板(3cm程度)を使うことで、作業点を高くすることができます。

【結論】: ワークトップの高さが決まったら、必ずシンクの前に立って「洗い物」の姿勢を試してください。

なぜなら、この点は多くの人が見落としがちで、「カウンターは丁度いいのに、シンクが深すぎて腰が痛い」という後悔に直結するからです。特に海外製の深いシンクを選ぶ際は要注意です。この洗い物の姿勢の確認が、あなたの10年後の腰の健康を守るための、非常に重要なチェックポイントになります。

Step3: ショールームで「最終確認」する

理論上の最適解が分かったら、最後の仕上げです。ショールームでの実体験は、将来の失敗の後悔を予防する最も効果的な手段です。カタログの数字だけで決して決めず、必ずご夫婦で足を運び、五感で確かめてください。

その際に役立つ「持ち物&アクションリスト」をご用意しました。ぜひ、スマートフォンでこの画面を保存して、ショールームへお持ちください。

カテゴリチェック項目なぜ?(確認の目的)
👜 持ち物① 普段使うスリッパいつもの目線の高さを正確に再現するため
② A4用紙など(まな板代わり)「切る」作業の高さをシミュレーションするため
③ 深めのお皿(お椀代わり)「洗う」姿勢をリアルに試すため
🏃‍♀️ アクション① 包丁で切る真似をするワークトップの高さ、肘とのバランスを確認
② お皿を洗う真似をするシンクの底の深さと腰への負担を確認
③ 夫婦で並んで立ってみる二人で作業した際の動線や広さを確認
④ 上の棚のものを取る真似をする吊戸棚の高さが適切かを確認
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カウンターキッチンの高さに関する「よくある質問」

最後に、カウンターキッチンの高さに関してよくいただく補足的な質問にお答えします。

Q1: 調理中の手元をリビングから隠したいのですが、「立ち上がり」の高さはどれくらい必要ですか?
A1: 一般的に、手元を隠すためにはワークトップから20cm〜25cm程度の立ち上がり壁を設けるのが効果的です。ただし、この壁が高すぎると圧迫感が出るため、ダイニングテーブルに座った時の目線などを考慮して、設計担当者と相談しながら決めることをお勧めします。

Q2: カウンターで食事もしたいのですが、その場合の高さと椅子の選び方は?
A2: カウンターで食事をする場合、一般的なダイニングテーブル(高さ70cm前後)より高いハイチェアが必要になります。ワークトップの高さが85cm〜90cmであれば、座面の高さが60cm〜65cm程度のカウンターチェアが適合します。

Q3: 将来、子供と一緒に料理をしたいのですが、高さは考慮すべきですか?
A3: お子様の成長は早いので、お子様の身長に合わせてカウンターを低くする必要はありません。それよりも、安全で安定した踏み台を用意してあげるのが現実的です。お子様が使うことを想定して、コンロ周りの安全性や、角が丸いデザインのカウンターを選ぶといった配慮をするのが良いでしょう。


まとめ:自信を持って「我が家の正解」を選びましょう

キッチンの高さ選びで後悔しないためのポイントを、もう一度おさらいしましょう。

  1. 安易に「標準」に頼らず、
  2. プロの基準「肘高」を知り、
  3. 「主に使う人」を優先し、
  4. 必ずショールームで「実演」する

もう情報に振り回される必要はありません。あなたとご家族だけの「正解」を見つけるための道具は、すべて手に入れました。自信を持って、理想のキッチンづくりを進めてください。

さあ、まずはご夫婦で「肘高」を測ってみましょう!そして、次の打ち合わせの前に、この記事の「ショールームチェックリスト」を持って、ぜひ実物を見に行ってください。

[参考文献リスト]

この記事を作成するにあたり、以下の企業の公開情報を参考にしました。情報の透明性を担保するため、ここに明記します。

  • 株式会社LIXIL 公式サイト
  • パナソニック株式会社 公式サイト
  • クリナップ株式会社 公式サイト