正直に言うと、私も昔は「夜のお店なんて絶対ムリ…」と思っていました。
でも、仕組みとルールさえ分かれば、メンコンは“推しに会いに行く場所”としてかなり楽しい選択肢になります。
このページでは、元メンズコンカフェ店長としての裏側目線と、「昔ビビってた私」目線の両方から、
- メンコンってそもそも何なのか
- ホストクラブとどう違うのか
- 1万円以内で安全に楽しむための予算の組み方
- 失敗しないお店選びと当日の立ち回り
をまとめてお話しします。
読み終わる頃には、「これなら一回行ってみてもいいかも」と、不安よりワクワクの方が少し大きくなっていたらうれしいです。
メンコンって何?ホストでもキャバでもない“女性向け夜カフェ”の正体
最初に結論を言うと、メンコン(メンズコンカフェ)は「男性キャストが接客するコンセプトカフェ」の一種です。
ホストクラブやキャバクラと同じ「夜の店」ではありますが、イメージほどディープではありません。
「メンコン、正直こう思ってない?」
メンコンを検索している多くの人が、心の中でこんな気持ちを抱えています。
- 「メンコンって、結局ホストみたいなもの?」
- 「行ったらがっつり営業されて抜け出せなくなりそう…」
- 「どんな人が行っていて、女の子だけで行って浮かない?」
どれも全部、すごく自然な不安です。
昔の私も、まったく同じことを考えていました。
コンカフェの中の「メンズ版」がメンコン
メンコンを一番イメージしやすく言い換えると、こんな感じです。
「メイドカフェやコンセプトカフェの“男性キャスト版”がメンコン」
世の中には、メイドさんがいるメイドカフェや、アイドルコンセプトのコンカフェなど、世界観を楽しむカフェがありますよね。
メンコンは、その“男性版”だと考えると分かりやすいです。
- コンカフェ全体 … 様々なコンセプトのカフェ・バー
- その一部として メンコン(メンズコンカフェ) が存在する
メンコンの主なコンセプトの種類
メンコンにも、いろいろな世界観があります。
- 執事系メンコン
- スーツやベスト姿の男性キャストが「お嬢様」をおもてなしする、落ち着いた雰囲気。
- アイドル系メンコン
- アイドル衣装やステージがあり、ライブやパフォーマンスがメイン。推し活感強め。
- 異世界系メンコン
- ファンタジー世界・学園・V系など、設定にこだわった“物語の中のお店”タイプ。
- 男装系メンコン
- 男装キャストが接客する、ジェンダーレスな世界観。
どのメンコンも、「お酒を飲む場所」である以前に「コンセプトを楽しむ場所」という側面が強いです。
この「コンカフェの一種」という位置づけを知るだけでも、「よく分からない怖い場所」というイメージからは少し距離を置けるはずです。
ホストとの違いと料金のリアル:1万円以内で楽しむ“安全メンコン”のルール
次に気になるのが、ホストとの違いとお金の話ですよね。
結論から言うと、
- メンコンとホストクラブは、営業スタイル・距離感・料金の作られ方が大きく違う
- 料金の仕組みを知っていれば、1万円以内で楽しむことも十分可能
です。
メンコンとホストクラブの違いをざっくり比較
まずは、「似ているようで全然違うポイント」を整理します。
| 項目 | メンコン(メンズコンカフェ) | ホストクラブ | 一般的なコンカフェ(女性キャスト) |
|---|---|---|---|
| メインの世界観 | 執事・アイドル・異世界などのコンセプト | 「担当ホストとの関係性」 | メイド・アイドル・アニメなど |
| キャストとの距離感 | 比較的ライト〜中くらい | 濃く、恋愛感情を意識させることも多い | ライト寄り |
| 営業スタイル | SNSやアフターフォローは店ごとに差があるが、ホストほど濃くないことが多い | LINE営業・同伴・アフターなどがセット | 個人差はあるが、ホストほど営業色は強くない |
| 料金の作られ方 | チャージ+時間+ドリンク+オプション(チェキなど)の積み上げ | セット料金+ボトル+指名料+サービス料+TAXなど | チャージ+時間+ドリンク+オプション |
| 1回あたりの相場イメージ | 数千円〜1万円台前半に収まることも多い | 1万円台〜数万円以上になりやすい | 数千円〜1万円前後 |
どの業態も「お金を使えばどこまでも高くなる」可能性はありますが、構造を知っていれば自分でブレーキをかけやすいのがメンコンです。
メンコンの料金は「パーツの積み上げ」で決まる
メンコンの料金は、大きく次の“パーツ”の合計で決まります。
- チャージ(席料・入場料)
- 時間料金(1時間ごとなどのテーブルチャージ)
- 自分のドリンク代
- キャストドリンク代
- チェキや写真などのオプション
イメージとしては、「基本料金」+「飲んだ分」+「盛り上げ用オプション」の合計です。
ここを理解しておくと、
「今日はオプション控えめにして、1万円以内におさえよう」
と、自分でコントロールしやすくなります。
.
「1万円以内で楽しむ」予算モデル
「実際、どれくらいが現実的?」という感覚を掴むために、1万円以内を目標にしたシンプルなモデルケースを出しておきます。
例:90分滞在で1万円以内を目指す場合
- チャージ(またはセット料金):1,500〜2,000円
- 自分のドリンク(2〜3杯):2,000〜3,000円
- キャストドリンク(1〜2杯):1,500〜3,000円
- チェキ1〜2枚:1,500〜3,000円
この合計が、
だいたい6,500〜11,000円ぐらいのレンジに収まるイメージです。
もちろん店舗ごとの価格設定で前後しますが、「キャストドリンクやオプションをどれくらい頼むか」で合計金額が大きく変わる、という感覚さえ持っておけば、変なサプライズにはなりにくくなります。
【結論】: 初メンコンでは「キャストドリンクは最大2杯まで」「チェキは1〜2枚まで」など、自分なりの上限ルールを先に決めておくと安全です。
なぜなら、実際の現場では「楽しくなってきたからもう1杯!」と、盛り上がりの勢いでオーダーが増えやすいからです。先に上限を決めておいて、「今日はここまで」と自分に声をかけるだけで、予算オーバーの失敗はかなり減らせます。この知恵は、他の夜遊びにもそのまま使える守りのスキルになります。
初メンコンの流れとお店選びチェックリスト:失敗しないための具体ステップ
ここからは、具体的な動き方の話です。
結論としては、
- 行く前にやること
- お店を選ぶときに見るポイント
- 当日〜会計までの流れ
この3つを押さえておけば、「よく分からないまま流されてしまった」という失敗はかなり防げます。
行く前にやるべき3つの準備
- 予算を決める(現金・カードの上限)
- 例:今日は「総額1万円まで」「現金7,000円+カードは3,000円まで」など。
- お店を自分で選ぶ
- 友だち任せや客引き任せにせず、自分でも公式サイトやSNS、口コミを確認する。
- 「客引きにはついていかない」と決めておく
- メンコンでも、路上で声をかけてくる客引きがいるエリアがあります。
- 路上で「安いよ」「かわいい子いるよ」と言われても、「自分で調べた店に行く」と決めておくことが安全につながります。
安全なメンコン vs 要注意な店のサイン
| チェック項目 | 安全なメンコンの特徴 | 要注意な店のサイン |
|---|---|---|
| 料金表 | 公式サイトや店内に、チャージ・ドリンク・オプションの料金が明記されている | 「時価」「応相談」など、料金が曖昧で具体的な金額が書かれていない |
| 客引き | SNSや公式サイトから来店を促すことがメイン | 路上でしつこく声をかける客引きがメインの集客になっている |
| 口コミ | 良い点も悪い点も混ざった自然な口コミがある | 不自然に高評価だけ、もしくはトラブル報告が複数ある |
| 会計時の説明 | 領収書や明細を見せながら、内訳を説明してくれる | 合計金額のみを口頭で伝え、内訳を見せたがらない |
| 雰囲気 | 無理にボトルや高額メニューを勧めない | やたら高いメニューや延長を強く勧めてくる |
こうしたチェック項目は、メンコンだけでなく夜の店全般で役に立つ安全フィルターです。
初メンコン当日の流れ
初めてのメンコンは、だいたいこんな流れです。
- 友だちと集合する
- 駅近くなど、分かりやすい場所で合流。
- 予約したメンコンへ向かう
- できれば事前予約やDMでの来店連絡があると安心です。
- 入店して、料金システムの説明を受ける
- ここで分からない点は全部聞いてOKです。
- 席に通されて、オーダーを決める
- 自分のドリンクと、キャストドリンクの有無・数を決めます。
- 会話やパフォーマンス、チェキタイムを楽しむ
- 延長するかどうかの確認が入る
- ここで「今日は1回だけで大丈夫です」など、はっきり伝えて大丈夫です。
- 会計・退店する
- 伝票やレシートを見て、金額と内訳を確認してから支払う。
「延長しすぎ」「伝票を見ない」が王道の失敗パターン
多くの人がやりがちな失敗は、とてもシンプルです。
- 楽しくなって延長し続けてしまう
- 恥ずかしくて伝票や明細を見ずに支払ってしまう
この2つさえ避ければ、大きく崩れることはほぼありません。
【結論】: 延長前と会計前には、必ず一度だけ「金額のイメージ合わせ」をしてください。
なぜなら、店側の説明ミスだけでなく、お客さん側の「聞き間違い」「思い込み」でトラブルになっているケースを、現場で何度も見てきたからです。「延長したら合計いくらくらいになりそうですか?」と一言聞くだけで、お互いの認識が揃い、ほとんどのモヤモヤは防げます。この一言は、怖いクレームを避けるために店側も本当は歓迎しています。
もしトラブルになったと感じたら
それでも、もし「どう考えてもおかしい」と感じた場合は、自分一人で抱え込む必要はありません。
- 消費生活センター
- 消費者ホットライン「188」
など、公的な相談窓口があります。
「夜のお店の料金トラブルだから相談しづらい」と感じがちですが、そういったケースこそ想定された相談先です。
メンコン初心者のよくある質問Q&A
最後に、初メンコン前後でよくもらう質問をQ&A形式でまとめます。
ここは、行く前に読んでも、行ったあとに読み返してもOKな“お守りコーナー”だと思ってください。
Q1. 1人でメンコンに行っても大丈夫ですか?
A. 1人で行く女性客もいますが、初めてのメンコンは友だちと行くことをおすすめします。
初回はどうしても緊張しやすく、制度や雰囲気に慣れていません。
1人だと、分からないことが聞きづらかったり、その場の空気に飲まれやすくなります。
最初は気心の知れた友だちと2〜3人で行き、流れを体験してから「1人メンコン」を検討する方が安心です。
Q2. 服装はどんな感じがいいですか?浮きたくないです。
A. 普段の街歩きより少しキレイめ、くらいで十分です。
ワンピースやきれいめカジュアルなど、「友だちとちょっと良いカフェに行く」ぐらいのイメージで問題ありません。
ドレスコードがある店は、公式サイトやSNSに書いてあるはずなので、事前に確認すると安心です。
Q3. キャストドリンクを断ったら嫌な顔をされませんか?
A. きちんとしたメンコンでは、キャストドリンクを断っただけで態度を変えることはありません。
キャストドリンクは、あくまで「応援したい」「盛り上げたい」という気持ちがある時に頼むものです。
「今日は予算の関係で、キャストドリンクは1杯だけにしますね」
と正直に伝えれば、大半のキャストはちゃんと理解してくれます。
もしそれで露骨に態度が変わるようなら、お店側の教育の問題なので、「この店とは合わなかったな」と割り切ってOKです。
Q4. 会計が思ったより高かった時はどうすればいいですか?
A. その場で「内訳を見せてください」と落ち着いて伝えてください。
- 伝票やレシートを見せてもらう
- どのメニューがいくらだったのか確認する
これだけでも、単なる勘違いだったと気づくケースが多いです。
どうしても納得できない場合は、いったん支払った上で、領収書やレシートを保管して消費生活センターに相談するという選択肢もあります。
Q5. リピートしないと失礼ですか?
A. 行きたくなったらまた行けばいいし、行きたくなければ行かなくて大丈夫です。
メンコンはあくまで「お金を払ってサービスを受ける場所」です。
リピートする義務はどこにもなく、あなたの気持ちとお財布が「また行きたい」と感じた時だけで十分です。
まとめと次の一歩
最後に、大事なポイントだけをもう一度まとめます。
- メンコン(メンズコンカフェ)は、男性キャストが接客するコンセプトカフェの一種
- メンコンとホストクラブは、営業スタイルや距離感、料金の作られ方がかなり違う
- メンコンの料金は、「チャージ+時間+ドリンク+オプション」の積み上げで決まる
- あらかじめ予算(例:1万円)と、「キャストドリンクは〜杯まで」「延長は1回まで」などのマイルールを決めておけば、予算オーバーはかなり防げる
- お店選びでは、料金表の明確さ・客引きの有無・口コミ・会計時の説明をチェックする
- 万が一「これはおかしい」と感じたら、消費生活センターや消費者ホットライン188などの公的窓口に相談していい
そして、一番伝えたいことはひとつです。
「怖いから絶対に行くべき」でも、「行ったら人生終わる」でもなく、
“あなたが納得して選べるように、情報を持っていてほしい” ということ。