「ネイルチップを楽しみたいけど、グルーで爪がボロボロになったらどうしよう…」初めてネイルグルーを使う時、そう不安になりますよね。
大丈夫です!この記事では「これさえ守れば安全」と断言する、正しい製品の選び方から付け方、そして一番大切な「やさしい外し方」まで、どこよりも丁寧に解説します。
あなたの「怖い」を「楽しい」に変えて、ネイルチップのおしゃれを思いっきり楽しみましょう!
まず知ってほしい、ネイルグルーが「怖い」と感じる本当の理由
ネイルチップ、可愛いですよね!でも、付属のテープだとすぐ取れちゃうし、グルーは爪が傷みそうで怖い…。その気持ち、ネイリストとして本当によく分かります。サロンでも「グルーって、アロンアルファと同じじゃないんですか?」と、心配そうに質問されることがよくあります。
その不安の正体は、ネイルグルーの主成分である「シアノアクリレート」にあります。シアノアクリレートは強力な瞬間接着剤の主成分なので、たしかにアロンアルファと仲間ではあります。だからこそ強力なのですが、大きな違いが一つあります。
それは、ネイル用のグルーが爪に使うことを前提に成分調整された「化粧品」であるのに対し、工作用接着剤はそうではない、という点です。工作用接着剤には爪への安全性が考慮されていない成分が含まれている可能性があり、絶対に使用してはいけません。
また、どんなに安全な化粧品区分のネイルグルーでも、体質によってはアレルギー反応(かぶれ、痒みなど)が起こる可能性はゼロではありません。だからこそ、正しい知識を持って、製品を正しく選んで使うことがとても大切なのです。
失敗しないネイルグルー選び、たった2つのチェックポイント
(文体モード: 解説者)
では、どんなネイルグルーを選べば安全なのでしょうか。たくさんの商品があって迷うと思いますが、チェックポイントはたったの2つです。
ポイント1: 「雑貨」ではなく「化粧品」を選ぶ
ネイルグルーには、法律上「化粧品」として扱われるものと、「雑貨」として扱われるものがあります。必ず「化粧品」区分の製品を選んでください。
なぜなら、「化粧品」は薬機法に基づき、人体への安全性が考慮され、パッケージに全成分を表示する義務があるからです。一方、「雑貨」にはその義務がないため、どんな成分がどれだけ入っているか分からず、トラブルのリスクが高まります。

ポイント2: 初心者は「ブラシタイプ」を選ぶ
ネイルグルーには、先端がノズルになっているチューブタイプと、マニキュアのように塗れるブラシタイプがあります。初心者の方には、断然ブラシタイプがおすすめです。
ブラシタイプは液体を少しずつ、均一に塗り広げることができるため、量の調整が簡単です。接着剤が皮膚にはみ出してしまう失敗も少なくなるので、安心して使えますよ。
【持ちが劇的に変わる】正しい付け方&一番大事な“安全な”外し方
ここからは、いよいよ実践編です。ネイルグルーの性能を最大限に引き出し、かつ安全に楽しむための具体的な手順を客観的に解説します。
長持ちさせる「付け方」は、塗る前の“下準備”が9割
グルーを塗る前に、プレパレーション(下準備)を制する者が、ネイルチップを制します。この一手間が、持ちを劇的に向上させます。
- 油分除去: まずは石鹸で手を洗い、清潔な状態にします。その後、エタノールや専用のクリーナーをコットンに含ませ、爪の表面の油分や水分を丁寧に拭き取ります。
- 甘皮処理: 爪の根元にある甘皮(ルースキューティクル)が残っていると、そこからチップが浮きやすくなります。ウッドスティックなどで優しく押し上げましょう。
- サンディング: ネイルファイル(爪やすり)で爪の表面を優しく、一方向に軽く削ります。表面に微細な凹凸がつくことで、グルーの密着度が高まります。
この3ステップが終わってから、初めてネイルグルーを塗布し、ネイルチップを根元からスライドさせるように乗せて、10秒ほどしっかり押さえてください。
爪を守る最重要プロセス!“溶かして落とす”安全な外し方
正しい外し方(オフ)には、専用のリムーバーが不可欠です。ネイルグルーのオフは、専用リムーバーを使って「溶かす」のが鉄則であり、無理に剥がすのは絶対にNGです。
なぜなら、無理に剥がすと爪の表面の層(トッププレート)ごと持っていかれ、深刻なダメージに繋がるからです。多くのネイルグルーリムーバーには、グルーを溶かすための有効成分としてアセトンが含まれています。このアセトンの力で、安全にオフしていきます。
- チップと自爪の隙間に、専用リムーバーを数滴垂らします。
- 1分ほど待ち、リムーバーが浸透するのを待ちます。
- ウッドスティックの先端を隙間に差し込み、優しく少しずつ浮かせます。硬い場合は無理せず、再度リムーバーを垂らして待ちます。
- この作業を焦らず繰り返し、チップが自然にポロッと取れるのを待ちます。
- オフした後は、爪が乾燥しているので、必ずネイルオイルで保湿ケアをしましょう。
| 項目 | ⭕️ 正しいオフ(溶かす) | ❌ 間違ったオフ(剥がす) |
|---|---|---|
| 手順 | 専用リムーバーで時間をかけて溶かす | 無理やり、力任せに剥がす |
| 所要時間 | 5分〜10分 | 10秒 |
| 爪へのダメージ | 最小限 | 深刻(爪の層が剥がれる、白くなる) |
ネイルグルーの“困った!”を解決するQ&A
Q. 皮膚についてしまったらどうすればいい?
A. 慌てて無理に剥がさないでください。アセトン入りのリムーバーを付けた綿棒で優しくクルクルと拭き取るか、40度くらいのお湯の中でゆっくりもみほぐすと、皮膚の新陳代謝で数日のうちに自然に剥がれてきます。
Q. どのくらいの期間つけっぱなしで大丈夫?
A. ネイルグルーで付けたチップは、1日で外すのが原則です。長くても2〜3日以内にオフしてください。長期間つけっぱなしにすると、チップと自爪の間に水分が入り込み、グリーンネイル(爪のカビ)などのトラブルの原因になります。
Q. 割れた爪の補修にも使えるって本当?
A. はい、応急処置として使用できます。割れた部分にネイルグルーを少量塗り、乾燥させてからネイルファイルで表面を滑らかに整えることで、一時的に亀裂を補強することができます。ただし、あくまで応急処置なので、早めにネイルサロンでリペアしてもらうことをお勧めします。
まとめ: 正しい知識で、ネイルグルーを最高の味方に
最後に、安全にネイルグルーを楽しむための3つのルールをもう一度確認しましょう。
- 選ぶとき: 必ず「化粧品」区分の製品を選ぶ。
- 付けるとき: プレパレーション(下準備)を丁寧に行う。
- 外すとき: 必ず専用リムーバーで溶かしてオフする。
正しい知識は、あなたの大切な爪を守るお守りです。もう何も怖がらずに、ネイルチップのおしゃれを思いっきり楽しんでくださいね。
まずは、お近くのドラッグストアやバラエティショップで、「化粧品」区分のネイルグルーと、専用の「グルーリムーバー」をセットで手に入れることから始めてみましょう。
[参考文献リスト]