この記事を書いた人
- 名前: 山本 悠斗
- 肩書き: 軽量キャンプ&登山ギアブロガー / 元アウトドアショップ店員<
- アウトドア歴:
- キャンプ・登山歴12年
- ソロキャンプ歴6年
- ネイチャーハイクを含む軽量テント10張以上を実地使用
- 経験:
- 大手アウトドアショップで3年間勤務し、年間300人以上の「初めてのテント選び」をサポート
- スタンス:高いギアだけを勧めるのではなく、今のあなたのスタイルと予算に合う「ちょうど良い一歩」を一緒に探す案内人として情報を発信しています。
初めて自分のテントやギアを一式そろえるときに、「ネイチャーハイク」が気になる人はかなり増えています。
軽くて、デザインも悪くなくて、価格も手を出しやすい。けれど心の片隅では、
- 「中国ブランドって正直ちょっと不安…」
- 「安さにつられて失敗したくない…」
- 「モンベルとか有名ブランドと比べてどうなんだろう?」
というモヤモヤが消えない人も多いはずです。
結論から言うと、ネイチャーハイクは“用途と攻めるライン”を理解して選べば、かなりコスパの良い選択肢になります。
逆に、用途を間違えると「思っていたのと違う」「寒い」「不安で眠れない」という残念なキャンプになりやすいブランドでもあります。
この記事では、元アウトドアショップ店員でネイチャーハイクのテントを何張も使ってきた立場から、
- ネイチャーハイクがどんな立ち位置のブランドなのか
- どこまでならネイチャーハイクで攻めてOKで、どこからは避けたほうがよいのか
- キャンプスタイル別のおすすめテント&マット
- Naturehike Japan公式・Amazon・楽天などの「どこで買うか問題」の答え
までを、「安く済ませたいけど失敗したくない」人向けに整理します。
読み終わるころには、あなた自身のキャンプスタイルに合わせて、
「ネイチャーハイクならこのモデルを、ここで買おう」
と、自信を持って決められるようになるはずです。
ネイチャーハイクってどんなブランド?“安い中国メーカー”で片付けない全体像
ネイチャーハイクの一言まとめ
最初に一言でまとめると、
ネイチャーハイクは「軽量×コスパ特化」のアウトドアブランドで、3シーズンのキャンプやライトな登山なら十分選択肢になる。
というポジションにいるブランドです。
ネイチャーハイクの基本的な立ち位置
ネイチャーハイクは中国発のアウトドアブランドで、テント・タープ・エアマット・シュラフなど、キャンプに必要な基本ギアを幅広く展開しています。
- 得意分野: 軽量テント、エアマット、タープなど「軽くて持ち運びしやすいギア」
- 価格帯: モンベルなどの日本ブランドや欧米ブランドと比べて、1〜2ランク安い価格設定
- ターゲット層:
- 車よりも電車やバスで移動するソロキャンパー
- 軽量装備で登山やトレッキングを楽しみたい人
- 「とりあえず最初の一式をコスパ良くそろえたい」キャンプ初心者
モンベルが「日本発の総合アウトドアブランド」として品質・アフターサポート・国内店舗網で強いのに対して、
ネイチャーハイクはオンライン中心で軽量ギアに全振りしているブランドという関係性になります。
ネイチャーハイクが支持される理由
ネイチャーハイクがここ数年で一気に広まった理由は、ざっくり次の3つです。
- とにかく軽いのに、価格が抑えめ
- ソロ〜デュオ向けサイズが豊富で、今のキャンプトレンドと相性が良い
- レビューや実際の使用者の情報が増え、実力が見えやすくなってきた
特に「モンベルのテントが欲しいけど、予算オーバー」「山岳ブランドまでは要らないけれど、そこそこちゃんとしたものが欲しい」という人に刺さっています。
それでも不安が残るポイント
一方で、ネイチャーハイクには次のような不安も付きまといます。
- 中国ブランドであることへの漠然とした不信感
- 正規品と並行輸入品が混在して、どこで買うべきか分かりづらい
- 山岳テントや厳冬期への対応など、どこまで安全に攻めてよいかの線引きが見えづらい
この「守備範囲の分かりづらさ」が、ネイチャーハイク最大のリスクです。
次の章で、この守備範囲をハッキリ線引きしていきます。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: ネイチャーハイクを「全部任せてOKな万能ブランド」と考えると失敗しやすいので、最初に“どこまで任せるか”の線引きを決めることが大切です。
多くのキャンパーが「安くてレビューも良いから」という理由だけで冬や悪天候のキャンプにも使おうとして、寒さや安心感の面で後悔しています。ブランドの実力そのものより、「どういう条件で使うか」のほうが失敗の原因になりやすいので、この記事で守備範囲の感覚をつかんでもらえたらうれしいです。
どこまでネイチャーハイクで攻めてOK?スタイル別・失敗しない“守備範囲”の線引き
ここがこの記事の一番の肝です。
テントやマットには、想定されている季節と環境があります。ネイチャーハイクの軽量テントとエアマットは、基本的に「3シーズン」「ライトな山・丘」「キャンプ場」が守備範囲です。
ネイチャーハイクで「攻めてOKなケース」
ネイチャーハイクが本領を発揮しやすいケースを先にまとめます。
- 春〜秋のキャンプ場でのソロ〜デュオキャンプ
- 標高が高すぎない山でのライトな登山やトレッキング
- 電車・バス移動が前提の軽量キャンプ
- オートキャンプでも「なるべく荷物を減らしたい」ミニマル志向のキャンプ
このあたりは、ネイチャーハイクの軽量テントとエアマットが価格以上の活躍をしてくれるゾーンです。
ネイチャーハイクで「控えたほうがよいケース」
逆に、僕が相談で何度も止めてきたケースがこちらです。
- 真冬のキャンプ(特に氷点下を大きく下回る環境)
- 本格的な雪山登山や強風が当たり前の山岳環境
- 子どもを連れたファミリーキャンプで、寒さ・安全性を最優先したいケース
- テント泊前提の縦走登山で、悪天候を想定する必要があるケース
こうした環境では、ネイチャーハイクに限らず「軽量テント全般」がそもそも厳しいことが多く、
山岳テントや専門ブランドのギアに任せたほうが精神的にも安全的にも良いです。
ネイチャーハイクと山岳テントの関係性
- ネイチャーハイクの多くのテントは、3シーズンテントとして設計されています。
- 山岳テントは、厳しい風や雪、低温に耐えることを前提にした別カテゴリのテントです。
ネイチャーハイクの軽量テントと山岳テントは、そもそも想定環境が違うプロダクトなので、
「山岳テント並の性能を、ネイチャーハイクの価格で求める」とガッカリしやすくなります。
ここを理解しておくと、「ネイチャーハイクのせいで失敗した」のではなく、「用途の選び方の問題だった」と考えやすくなります。
初心者におすすめのテント&マットと、公式・Amazon・楽天の“買い方パターン”
ここからは、いよいよ具体的な選び方の話に入ります。
まずはキャンプスタイル別に、「こういうスタイルならこのあたりを軸に検討してほしい」というモデルのイメージを整理します。
※ここでは具体的な型番はあえてぼかし、選び方の軸にフォーカスします。
キャンプスタイル別:テント&マットの選び方の軸
1. オートキャンプ中心のソロ〜デュオ
- 優先したいこと: 室内空間の快適さ・設営のしやすさ
- テントの目安:
- 1〜2人用で前室つき
- 高さはそこまで求めず、コンパクトさと設営の簡単さ重視
- エアマットの目安:
- 厚さ5cm前後以上
- 春〜秋ならR値(断熱性能の目安)はそこまで高くなくてもOK
2. 電車・バス移動のソロキャンプ
- 優先したいこと: 軽さと収納性
- テントの目安:
- 1人用〜1.5人用の軽量テント(1〜2kg程度)
- パックの中に収まりやすい収納サイズ
- エアマットの目安:
- 軽量コンパクトタイプ
- 荷物全体の重量バランスを意識
3. 登山・トレッキング+キャンプ場泊
- 優先したいこと: 軽さとある程度の耐風性
- テントの目安:
- 自立式の軽量テント
- 3シーズン対応・必要最低限の前室
- エアマットの目安:
- 軽量×断熱性能のバランス重視
- 秋口までなら3シーズン向けでOK
こうした軸を押さえたうえで、ネイチャーハイクのテントやマットを見ていくと、「自分はどのゾーンのモデルを選ぶべきか」が見えやすくなります。
| キャンプスタイル | テントのサイズ目安 | テントの特徴の目安 | マットの特徴の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| オートキャンプ中心のソロ〜デュオ | 1〜2人用 | 前室あり・設営簡単・居住性重視 | 厚さ5cm前後以上でクッション性重視 | 車で移動しつつ、荷物はなるべくコンパクトにしたい人 |
| 電車・バス移動のソロキャンプ | 1〜1.5人用 | 1〜2kg程度の軽量テント・収納サイズ小さめ | 軽量コンパクト・必要十分な厚さ | 軽量装備で身軽に動きたいソロキャンパー |
| 登山+キャンプ場泊 | 1〜2人用 | 自立式・3シーズン対応・最低限の前室 | 軽量×断熱バランス型 | 日帰り登山+キャンプ場泊を楽しみたい人 |
「どこで買うか問題」を整理する:公式・Amazon・楽天
ネイチャーハイクを購入するときに、多くの人が悩むのが「Naturehike Japan公式サイト」「Amazon」「楽天」のどこで買うかという問題です。
それぞれのチャネルには、次のような特徴があります。
Naturehike Japan公式サイト
- 正規品であることの安心感が高い
- 保証やサポートの案内が分かりやすい
- 新製品情報や詳細スペックが追いやすい
Amazon
- セールやクーポンで価格が下がることがある
- 配送が早く、レビュー数も多い
- 出品者が複数いるため、正規品か並行輸入品かの確認が必要
楽天
- ポイント還元が魅力
- 楽天経済圏ユーザーには実質価格が下がりやすい
- こちらもショップごとに正規・並行が混在する可能性あり
| 項目 | Naturehike Japan公式サイト | Amazon | 楽天 |
|---|---|---|---|
| 品質・正規品の安心感 | 高い | 出品者による | ショップによる |
| 価格の安さ | 定価ベースが多い | セール・クーポンで値下げあり | ポイント還元で実質価格が下がる |
| サポート・保証 | 情報が整理されていて分かりやすい | 出品者・販売元による | ショップごとの対応による |
| レビュー・情報量 | 公式情報中心 | レビュー多数で使用感が分かりやすい | ショップレビューが参考になる |
| 向いているタイプ | 安心重視・初めてネイチャーハイクを買う人 | 価格重視・レビューをしっかり読みたい人 | 楽天ポイントを活用したい人 |
購入前に必ずチェックしてほしいポイント
ネイチャーハイクに限らず、購入前に最低限チェックしてほしいポイントをまとめます。
- 販売元がどこか(正規代理店・公式か、よく分からないショップか)
- 商品名・型番が公式サイトの表記と一致しているか
- レビューが極端に偏っていないか(★5だけ、★1だけなど)
- 返品・交換の条件が明記されているか
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 初めてネイチャーハイクのテントやマットを買うときは、「最安値」よりも「販売元の安心感」を重視してください。
多くの人が、数百円〜数千円の差だけを見てあやしいショップから購入し、到着してから不良品対応に苦労したり、そもそもサポートにつながらなかったりしています。最初の一式は、Naturehike Japan公式サイトや信頼できる大手ショップ経由など、安心できるチャネルを選ぶことで、ギア選びそのものをポジティブな経験にしやすくなります。
ネイチャーハイクについてよくある質問(FAQ)
最後に、相談を受けることが多い質問をまとめておきます。
Q1. ネイチャーハイクだけでキャンプギアを全部そろえても大丈夫?
A. 春〜秋のキャンプ場メインであれば、ネイチャーハイク中心でそろえることは十分現実的です。
ただし、厳冬期・雪山・子連れファミリーキャンプなど、安全性や快適性をより強く求める場面では、シュラフやマットを他ブランドで強化するなど、「守るべきところは別ブランドも混ぜる」考え方がおすすめです。
Q2. 冬キャンプでもネイチャーハイクのテントは使える?
A. 気温が少し下がる程度の晩秋〜初冬のキャンプ場であれば、装備全体をしっかり整えれば使用可能な場面もあります。
ただし、氷点下が当たり前の真冬キャンプや雪中キャンプでは、テントだけでなくシュラフ・マット・防寒着を含めた「トータルの冬装備」が重要です。少しでも不安がある場合は、山岳テントや冬対応モデルの導入を優先してください。
Q3. ネイチャーハイクの安全性は本当に大丈夫?
A. ネイチャーハイクは、あくまで「軽量×コスパ特化」のブランドとして、世界中のユーザーに使われるようになっています。
安全性は「ブランド名」だけで決まるのではなく、想定環境に合ったモデルを選ぶかどうかで大きく変わります。
ネイチャーハイクのテントを真冬の雪山で使えば、それはどのブランドでも危険な使い方になります。
Q4. 初めてのテントにネイチャーハイクはアリですか?
A. 春〜秋のキャンプ場でのソロ〜デュオキャンプを想定しているなら、十分「アリ」です。
特に、車を持たず、電車やバスでキャンプに行きたい人にとって、ネイチャーハイクの軽量テントは強力な味方になります。
一方で、「いきなり冬キャンプから始めたい」「夜中の強風でも絶対に安心したい」という場合は、最初のテントは山岳テントや大手ブランドも候補に入れて検討する価値が高いです。
まとめ|「用途の線引き」ができれば、ネイチャーハイクは強い味方になる
ここまでのポイントを整理します。
- ネイチャーハイクは、軽量×コスパ特化のアウトドアブランドで、春〜秋のキャンプやライトな登山と相性が良い
- ネイチャーハイクで攻めやすいのは、
- 春〜秋のキャンプ場
- 電車・バス移動のソロキャンプ
- ライトな登山+キャンプ場泊
- 真冬キャンプや雪山、子連れファミリーキャンプでは、山岳テントや他ブランドの導入を優先したほうが安心
- 購入チャネルごとに特徴が異なるので、
- 安心重視ならNaturehike Japan公式サイト
- 価格重視ならAmazon(ただし販売元チェック必須)
- ポイント重視なら楽天
という使い分けが現実的
- 「安さ」だけで選ぶと失敗しやすく、「どこまで任せるか」を決めておくとネイチャーハイクは強い味方になる
あなたが今、目指しているキャンプのイメージが、
- 「まずは春〜秋のキャンプ場で、身軽にソロやデュオを楽しみたい」
- 「電車でキャンプに行きたいから、軽いテントが欲しい」
というものであれば、ネイチャーハイクは十分に検討する価値があるブランドです。
逆に、「いきなり真冬キャンプから始めたい」のであれば、この記事をきっかけに装備全体の見直しも一度考えてみてください。
次の一歩へのCTA
- 自分のキャンプスタイルがまだぼんやりしている場合は、
「オートキャンプ中心」「電車ソロ中心」「登山+キャンプ場泊中心」のどれが一番近いかをまず決めてみてください。 - そのうえで、
- スタイルに合うテントのサイズ
- どの季節に行く予定が多いか
- 荷物の重さをどこまで許容できるか
を箇条書きにして整理すると、ネイチャーハイクのどのモデルが候補になるか見えやすくなります。
この記事をブックマークして、ギア選びのチェックリスト代わりに何度か見返してもらえたらうれしいです。