シティリーグに出てみたいけれど、「結局どの環境デッキを握ればいいか分からない」まま、Tier表だけ眺めて終わっていませんか?
競技プレイヤーとして何度もシティリーグに出てきた実感として言うと、“環境で一番強いデッキ”と“あなたにとって勝ちやすいデッキ”は必ずしも同じではありません。
この記事では、今期のMEGAドリームex環境の全体像を整理しながら、
- 今期の主役となっている環境デッキの顔ぶれ
- 自分のプレイ難度・カード資産に合うデッキを選ぶ3つの軸
- 優勝リストを使って「この構築で行く」を決める具体的手順
までを、中級者目線でいっしょに決め切ることをゴールにしています。
読み終わるころには、「とりあえず強いらしいデッキ」ではなく、
「今の自分が握り切れる1本」がはっきり見えている状態になっているはずです。
今期環境って結局どうなってるの?を5分で掴む
結論:今期環境は「シティリーグ結果 → Tier表 → 主役デッキの輪」で動いている
まず最初に押さえてほしいのは、ポケカの環境はシティリーグの結果から生まれ、Tier表としてまとめられているという構造です。
- MEGAドリームex環境では、プレイヤーがシティリーグでさまざまなデッキを持ち込みます。
- シティリーグの入賞・優勝デッキが集計され、その結果がTier表として整理されます。
- Tier表の上位に並ぶのが、いわゆる「環境デッキ」「主役デッキ」です。
つまり、「シティリーグ → Tier表 → 環境デッキ」という流れでメタゲームが動いています。
Tier表は単なる人気投票ではなく、シティリーグという公式大会の結果の縮図だと理解してもらえるとOKです。
今期MEGAドリームex環境の“主役”たち
環境の主役キャラをざっくり並べると、次のような顔ぶれになります(細かい変動はあっても「こういう役割のデッキが上位にいる」というイメージ)。
- サーフゴーexデッキ:安定したドローと打点で戦うバランス型
- リザードンexデッキ:高火力で押し切るビートダウン
- ドラパルトexデッキ:柔軟な打点配分と妨害を兼ねる器用なデッキ
- 宝石テラスタルバレットデッキ:多彩なタイプと打点を使い分けるバレット系
- サーナイトexデッキ:リソース管理と盤面コントロールが重要な上級者向けデッキ
この5〜6種類が、「シティリーグのトップテーブル付近でよく見る顔ぶれ」だとイメージしてもらえばOKです。
サーフゴーexデッキやリザードンexデッキは、Tier表の中でも安定したTier1〜Tier2として評価されることが多く、
ドラパルトexデッキや宝石テラスタルバレットデッキ、サーナイトexデッキは、環境の細かい変化でTier1級になったりTier2に落ち着いたりするポジションになりがちです。
シティリーグと情報サイトの関係を言語化しておく
環境を追いかけるとき、多くのプレイヤーが利用するのがシティリーグ結果を集約している情報サイトです。
- 情報サイトは、シティリーグの優勝・入賞デッキをまとめ、どのアーキタイプがどれくらい活躍したかを可視化します。
- そのデータをもとに、別のサイトが勝率や活躍指数を計算してTier表を作ることもあります。
- 解説系メディアは、環境デッキごとの「立ち位置」や「役割」を言語化してくれます。
このように、
「シティリーグの現場 → 結果アーカイブサイト → データ重視のTier表サイト → 解説メディア」
という関係性で、私たちは環境を理解できるようになっています。
【結論】: 最初は「環境の全て」を追いかける必要はありません。MEGAドリームex環境の主役デッキを5〜6種類だけ覚え、そのデッキ同士のざっくりとした相性を把握するところから始めましょう。
多くの中級者は、環境を完璧に理解しようとして疲れてしまいます。主役デッキを数個だけ押さえておけば、シティリーグの対戦相手の多くは、その延長線上にいると考えて大きく外しません。この割り切りが、環境理解のスタートラインに立つ近道になります。

自分に合う環境デッキを選ぶ3つの軸(Tier表 × プレイ難度 × 資産)
結論:Tierだけでなく「プレイ難度」と「カード資産」で選ぶ
多くの中級者がやってしまうのは、Tier表の一番上にあるデッキをそのまま選んでしまうことです。
しかし、シティリーグで勝ちたいのであれば、次の3つの軸でデッキを評価する方がずっと現実的です。
- Tier(環境での強さ)
- プレイ難度・ミス許容度
- カード資産・コスト
この3つのバランスが、「今の自分が握り切れる1本」を決める基準になります。
軸1:Tier(環境での強さ)
- Tier1〜Tier2に位置するデッキは、シティリーグの実績がしっかりある「環境常連」です。
- サーフゴーexデッキやリザードンexデッキは、安定してTier1〜Tier2にいることが多く、
ドラパルトexデッキや宝石テラスタルバレットデッキ、サーナイトexデッキはメタ変動でTier位置が変化しやすいデッキです。
Tierは「環境全体の中でのポテンシャル」と考えてください。
ただし、Tier1だからといって、必ずしもあなたにとっての最適解とは限りません。
軸2:プレイ難度・ミス許容度
次に大事なのが、デッキごとのプレイ難度とミスしたときの許容度です。
- リザードンexデッキのような高火力ビートダウンは、
「盤面をある程度作れば、残りは火力で押し切る」という分かりやすいゲームプランを取りやすいです。 - サーナイトexデッキやドラパルトexデッキは、毎ターンのリソース管理・ダメカンの置き方・プラン変更など、
1試合を通して高度な判断を求められるデッキです。
同じTier1でも、
「ミスをしても取り返しやすいデッキ」と
「1ミスで負けに直結しやすいデッキ」はまったく別物です。
軸3:カード資産・コスト
最後に、カード資産とお金の問題も無視できません。
- 高額なカードが多く必要なデッキ(例:サーナイトexデッキの一部構築など)は、
全てを揃えるまでに時間とコストがかかります。 - 一方で、サーフゴーexデッキやシンプルなリザードンexデッキは、
構築次第で比較的現実的なコストに抑えやすいこともあります。
ここで大事なのは、
「今期のシティリーグに間に合う資産かどうか」という観点です。
半年後の理想ではなく、次の大会までに確実に組める範囲で考えましょう。
【結論】: デッキを選ぶときは、「Tier1かどうか」ではなく、「プレイ難度★3以下で、今期中に無理なく組めるかどうか」を最初のフィルターにしてください。
私自身、Tier1でもプレイ難度が高いデッキを握って初参加のシティリーグでボロボロに負けた経験があります。逆に、Tier2寄りでもプレイ難度が自分に合っているデッキに変えたところ、シティリーグで安定して勝てるようになりました。「自分が扱いやすいデッキ」こそ、実戦では最強のTierです。

代表環境デッキの“タイプ別診断”とおすすめパターン
結論:タイプ別に見ると「自分に合う候補」が自動的に絞られる
ここからは、具体的な環境デッキをタイプ別に比較していきます。
「全部強そう」に見えても、プレイスタイルや性格によって“しっくりくるデッキ”は変わります。
主要環境デッキの比較表
| デッキ名 | ざっくり戦い方 | Tier目安 | プレイ難度(★1〜5) | 資産コスト(★1〜5) | 中級者おすすめ度 | 典型的な失敗例 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| サーフゴーexデッキ | 手札を増やしながら安定した打点で殴るバランス型 | Tier1〜Tier2 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | 高め | ドローに頼りすぎて盤面展開が遅れ、サイドレースで追い付けなくなる |
| リザードンexデッキ | 進化して高火力を押し付けるビートダウン | Tier1〜Tier2 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | 高め | 進化ルートを意識せずに序盤を動き、リザードンexが立つ前に押し切られる |
| ドラパルトexデッキ | ダメカンをばらまきながら盤面をコントロールする器用型 | Tier1〜Tier2 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 中〜やや高 | ダメカン配分の判断を誤り、勝ち筋を逃してしまう |
| 宝石テラスタルバレットデッキ | 多彩なテラスタルポケモンで相手の弱点を突くバレット系 | Tier1〜Tier2 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 中 | 対面ごとのプランを覚えきれず、対応カードを引いても活かせない |
| サーナイトexデッキ | エネルギーをトラッシュから回収しながら、盤面を育てて制圧するリソース管理型 | Tier1〜Tier2 | ★★★★★ | ★★★★★ | 中〜やや低 | リソース管理が追いつかず、中盤で手札と盤面が崩壊して時間切れ負け |
※Tier目安・難度・コストはあくまで中級者向けの感覚的な目安です。
「プレイスタイル別」簡易診断
次に、ざっくりしたプレイスタイルからおすすめデッキの候補を見てみましょう。
1. とにかく「殴って勝つ感覚」が好きな人
- 相手の細かいリソースよりも、高火力でサイドを取り切る展開が好きなタイプには、
- リザードンexデッキが候補になります。
- リザードンexデッキは、「進化してからの高火力」という明確な勝ち筋があり、
毎ターンの判断も比較的シンプルにまとまりやすいデッキです。
2. 安定感重視で「ミスしても立て直したい」人
- 多少のプレミがあっても、手札や盤面のリソースでごまかしたいタイプには、
- サーフゴーexデッキが向いています。
- サーフゴーexデッキはドローエンジンとして機能するサーフゴーを中心に、
手札とリソースが豊富になりやすく、多少のミスをリカバーしやすい特徴があります。
3. 細かく盤面をいじる「パズル好き」な人
- ディフェンスと妨害をしながら勝ち筋を構築するのが好きなタイプには、
- ドラパルトexデッキや宝石テラスタルバレットデッキが候補になります。
- これらのデッキは、対面ごとにプランを変える柔軟性があり、
難度は高い分、使いこなせると大きなリターンを得られるデッキです。
4. 長期戦・リソース管理が大好きな「ガチ思考派」
- リソースを細かく管理して、長期戦でじわじわ勝つタイプが好きなら、
- サーナイトexデッキが代表的な選択肢です。
- ただし、サーナイトexデッキはプレイ難度と資産コストが高いため、
シティリーグ初挑戦のタイミングで選ぶと、負担が大きくなりやすい点に要注意です。
【結論】: 迷ったら「中級者のうちはプレイ難度★3まで」を目安にしてください。プレイ難度★4〜★5のデッキは、練習時間がしっかり取れる時期にじっくり触る方が成果につながりやすいです。
シティリーグで勝てない原因の多くは、環境理解ではなく「デッキの習熟度不足」です。同じデッキを握り続けることで、マッチアップごとの感覚が体に染み込みます。デッキの強さより、「握り続けられるかどうか」という視点を優先してみてください。
「このリストで行こう」を決める3ステップ(優勝リスト活用術)
結論:直近の優勝リストを“丸パクリ”するところからでOK
ここまで読んで、「環境デッキの候補は見えてきたけれど、具体的な60枚が決まらない」と感じていませんか?
シティリーグで勝つための一番効率的な方法は、直近の大会で結果を出した優勝リストをベースにすることです。
ここでは、優勝リストを使って「このリストで行こう」を決める3ステップを紹介します。
ステップ1:直近2〜3週間の優勝リストをチェックする
- まずは、シティリーグやジムバトルの結果をまとめている環境情報サイトを開きます。
- 選んだアーキタイプ(例:サーフゴーexデッキ/リザードンexデッキなど)で直近2〜3週間の優勝・上位入賞リストを探します。
- なるべく新しい日付のリストの方が、最新のメタに合わせた構築になっているケースが多いです。
ステップ2:自分のカード資産に合うリストを1つ選ぶ
- 見つけた優勝リストの中から、手持ちカードと足りないカードを洗い出します。
- 足りないカードの枚数が少なく、シングル購入で補えるリストを優先しましょう。
- 例:高額カードが10枚以上足りるリストより、高額カードが4〜5枚足りないだけのリストを選ぶ。
- ここで重要なのは、「今期のシティリーグまでに確実に間に合うリスト」を選ぶことです。
ステップ3:ジムバトルでの試運転 → 必要な部分だけ微調整
- 優勝リストをほぼそのままコピーした構築で、ジムバトルやフリー対戦に参加してみます。
- 何度か回してみて、
- 毎回腐りやすいカード
- 逆に「もう1枚欲しい」と感じるカード
に印を付けておきます。
- その後、1〜2枚ずつだけ入れ替えるように微調整していくと、
優勝リストから大きく外れずに、自分好みの構築に近づけられます。
【結論】: 最初から「オリジナル構築」を目指さず、優勝リストを90%以上そのまま使う方が結果的に勝ちやすくなります。
私も昔は、優勝リストをベースに20枚近く入れ替えてしまい、「何が強くて何が弱いのか」分からなくなったことがあります。環境の答え合わせは、まず「実績のある60枚」を体で覚えることから始まります。微調整は、その後で十分間に合います。
📋 環境デッキ最終決定チェックリスト
- 選んだアーキタイプは、今期のシティリーグで複数回結果を出している
- 優勝リストをほぼそのままコピーできるカード資産がある
- プレイ難度が自分の経験値に対して「高すぎる」とは感じない
- 回していて「このデッキ、けっこう楽しい」と素直に思えた
- 次のジムバトルやシティリーグまでに、10〜20戦ほど練習するイメージがついている
このチェックリストのすべてにチェックが入るようなら、そのデッキは今期の相棒候補としてかなり有望です。
FAQ|環境デッキ選びでよくある悩み
Q1. Tier2デッキを握るのは妥協になりますか?
A. まったく妥協ではありません。
シティリーグの現場では、Tier2デッキでもプレイ習熟度が高ければ普通に上位に食い込めます。
Tier1デッキを中途半端に使うより、Tier2デッキをやり込んだ方が結果につながるケースを何度も見てきました。
Q2. 新弾が出るまで待ってからデッキを決めた方がいいですか?
A. シティリーグに出る予定があるなら、待ちすぎない方が良いです。
新弾が出ても、環境の主役アーキタイプは完全には入れ替わりません。
今期環境のサーフゴーexデッキやリザードンexデッキのように、
「長く戦えるデッキ」を一度握り始めると、新弾が追加されても微調整で対応できることが多いです。
Q3. 資産が少ないのですが、それでも環境デッキを握れますか?
A. 構築を工夫すれば十分可能です。
高額カードを一部妥協しても戦える構築は存在しますし、
ジムバトルでの入賞やトレードを活用して少しずつ強化していくやり方もあります。
最初は「完全体」にこだわらず、シティリーグに出られる現実的な形を目指しましょう。
Q4. ひとつのデッキをどれくらいの期間握り続けるべきですか?
A. 目安として、最低でも1シーズン(数か月)は同じデッキを握ることをおすすめします。
デッキの本当の強さは、20戦〜30戦を超えたあたりから見えてくることが多いです。
毎回デッキを変えていると、「どのデッキもよく分からない」という状態から抜け出せません。
まとめ|完璧なデッキより「握り切れる1本」を選ぼう
ここまで、MEGAドリームex環境の全体像から、主要デッキの比較、
そして優勝リストを使った「このリストで行こう」の決め方まで見てきました。
改めて、大事なポイントを整理します。
- 環境はシティリーグの結果 → Tier表 → 主役デッキの輪という構造で動いている。
- サーフゴーexデッキ、リザードンexデッキ、ドラパルトexデッキ、宝石テラスタルバレットデッキ、サーナイトexデッキなどが今期の主役。
- デッキ選択では、Tier・プレイ難度・カード資産の3軸で考えると、自分に合う候補が見えやすい。
- 優勝リストをベースに、まずはほぼそのままコピーして慣れてから、少しずつ微調整するのが近道。
- Tier1かどうか以上に、「握り続けられるか」「練習する時間を確保できるか」が勝ちに直結する。
行動への一歩:今日できること
- 「サーフゴーexデッキ/リザードンexデッキ/ドラパルトexデッキ/宝石テラスタルバレットデッキ/サーナイトexデッキ」の中から、
自分の性格に一番合いそうなデッキを1つだけ選んでください。 - 選んだデッキ名で、シティリーグ結果をまとめているサイトを開き、
直近2〜3週間の優勝リストを1つブックマークしてみてください。 - そのリストをベースに、次のジムバトルの日程をカレンダーに入れましょう。
この3ステップが、「環境に置いていかれる側」から「環境を読む側」へ進む第一歩になります。