家づくり、お疲れ様です。モダンなリビング横の小上がり和室、素敵ですね。ただ、「琉球畳」という言葉のイメージだけで選んでしまうと、後で「こんなはずでは…」となりがちです。大丈夫です、
この記事では、後悔しないための「素材選び」という一番大事なポイントを、専門用語なしで分かりやすく解説しますね。
新築の和室、せっかくならモダンでおしゃれにしたいですよね。でも「琉球畳」で検索すると、情報が多すぎて何が正しいのか分からなくなりがちです。
ご安心ください。後悔しない畳選びの答えは、たった一つ。「ライフスタイルに合った素材を選ぶこと」です。
この記事では、あなたのモダンな新居に最適な一枚が必ず見つかるよう、素材ごとのメリット・デメリットと費用を徹底比較します。
この記事を読み終えれば、自信を持ってハウスメーカーに希望を伝えられるようになります。
まず知っておきたい大前提:「琉球畳」と「縁なし畳」は別物です
打ち合わせで「リビング横の和室は、琉球畳にしたいんです」というご相談を本当によく受けます。しかし、詳しくお話をお聞きすると、ほとんどの方がイメージされているのは、本来の「琉球畳」とは少し違うものであることが多いのです。
実は、本来の「琉球畳」と、現在広く使われている「縁なし畳」は、市場ではほぼ同義で使われ混乱を招いていますが、厳密には別物です。 本来の琉球畳は「七島藺(しちとうい)」という非常に丈夫で希少な植物から作られる高級品を指します。
健太さんがInstagramなどで見かけて「これだ!」と思ったおしゃれな正方形の畳は、専門的には「縁なし半畳畳」という大きなカテゴリに含まれる製品です。この点を最初に理解するだけで、たくさんの情報が整理され、選択肢が非常にクリアになりますよ。
【結論】あなたの家に最適なのはどれ?素材(い草・和紙・樹脂)別メリット・デメリット徹底比較
ここが最も重要なポイントです。後悔しない畳選びの鍵は、どの「素材」を選ぶかが、耐久性や価格、手入れのしやすさといった「メリット・デメリット」を直接決定するという事実を理解することです。健太さんのご家庭のように、モダンなリビングに合わせ、小さなお子様も利用する空間であれば、なおさら素材選びが重要になります。
1. い草製|伝統的な香りと質感を重視するご家庭に
- メリット: なんといっても、い草特有の良い香りと、足触りの良さが魅力です。湿度を調整する機能もあります。
- デメリット: 天然素材のため、日焼けによる変色が避けられません。耐久性の面では、後述する和紙や樹脂に劣ります。
- こんなご家庭におすすめ: 日当たりの強くない独立した和室で、伝統的な畳の雰囲気を大切にしたい方。
2. 和紙製|デザイン性と機能性の両立を求めるご家庭に
- メリット: モダンな和室のデザインコンセプトと非常に親和性が高いのが和紙製です。い草に比べて日焼けに強く、変色しにくいのが最大の特徴。撥水加工が施されていることが多く、お子様が飲み物をこぼしてもサッと拭き取れます。ダニ・カビの発生も抑えられ、カラーバリエーションが豊富な点も魅力です。
- デメリット: い草特有の香りはありません。価格はい草よりも少し高くなる傾向があります。
- こんなご家庭におすすめ: 健太さんのように、リビング横の日当たりの良い場所に設置し、小さなお子様がいるご家庭に最適です。
3. 樹脂製|とにかく手入れの楽さと耐水性を求めるご家庭に
- メリット: ポリプロピレンなどの樹脂でできており、水や汚れに非常に強いです。ペットがいるご家庭や、水回りの近くに設置する場合でも安心です。和紙製と同様に、色の選択肢が豊富です。
- デメリット: い草や和紙とは質感が異なり、少し硬めの足触りになります。熱に弱い製品もあるため注意が必要です。
- こんなご家庭におすすめ: 手入れの手間を最小限にしたい方、ペットと一緒に暮らすご家庭。

気になる費用は?素材別の価格相場と6畳の総額シミュレーション
デザインや機能性がわかったところで、次に最も気になるのは費用面でしょう。ここで知っておくべきなのは、「縁なし畳」は半畳サイズの畳を通常の倍の枚数使用するため、縁付き畳よりも「価格」が高くなる傾向にあるという点です。
一般的な6畳間の場合、縁付き畳なら6枚ですが、縁なしの半畳畳は12枚必要になります。この枚数の違いが、総額に影響します。
【結論】: 初期費用だけでなく、5年後、10年後のメンテナンス費用まで考えて素材を選んでください。
なぜなら、多くの施主様が建てた後の暮らしを見てきた経験から、初期の美しさよりも「手入れのしやすさ」や「耐久性」が、住んでからの満足度に直結すると確信しているからです。例えば、日当たりの良い場所に安価ない草の畳を選ぶと、数年後の張替えで、高機能な和紙畳の初期費用を超える出費になることもあります。
| 素材の種類 | 1枚あたりの価格目安 | 6畳(12枚)の総額目安 | 耐久性 | メンテナンス性 |
|---|---|---|---|---|
| い草製 | 20,000円~ | 240,000円~ | △(日焼け・摩耗しやすい) | △(液体が染み込みやすい) |
| 和紙製 | 20,500円~ | 246,000円~ | 〇(日焼け・摩耗に強い) | 〇(撥水性が高く掃除が楽) |
| 樹脂製 | 20,500円~ | 246,000円~ | ◎(水・汚れ・摩耗に非常に強い) | ◎(丸洗いできる製品も) |
| 出典: SUUMOお役立ち情報(2025年9月調べ)のデータを基に作成。施工費は別途必要です。 |
FAQ:購入前に解消したい疑問点
Q1. 縁なし畳は、裏返しや表替えができますか?
A1. 伝統的な「い草」製の縁なし畳であれば、裏返しができる場合があります。しかし、縁がない分、角が傷みやすいため、縁付き畳ほど綺麗に仕上がらないこともあります。一方、「和紙」や「樹脂」製の畳は、素材の特性上、裏返しや表替えは基本的にできません。その代わり、非常に丈夫で長持ちするのが特徴です。
Q2. よく見る「市松敷き」ってどうやるのですか?
A2. 市松敷きは、畳の目の向きを一枚ずつ互い違いに(縦→横→縦→横…)敷く方法です。正方形の同じ色の畳でも、光の反射具合が変わることで、市松模様のように見え、空間にリズムが生まれます。これは特別な技術ではなく、畳を敷く際の基本的な方法なので、業者の方に「市松敷きでお願いします」と伝えるだけで大丈夫です。
Q3. 畳の厚みはどう選べばいいですか?
A3. 新築の小上がりの場合、設計段階で畳の厚みも決まっていることがほとんどです。一般的には15mmから60mmまで様々な厚みがありますが、ハウスメーカーの標準仕様に合わせるのが基本となります。もし置き畳としてフローリングに敷く場合は、15mm程度の薄いものを選ぶと、つまずきにくく、ドアの開閉にも干渉しにくいでしょう。
まとめ:3つのルールで、もう琉球畳選びは怖くない!
最後に、後悔しないためのシンプルな3つのルールを再確認しましょう。
- 言葉の整理:探しているのは「縁なし畳」と理解する。
- 最重要ポイント:家の場所と家族構成に合った「素材」を選ぶ。
- 予算の把握:縁付き畳の1.5~2倍の「費用」を見込んでおく。
この知識があれば、もう大丈夫です。自信を持って、あなたの理想の和室を実現してください。まずは、この記事の「最適な畳素材診断フローチャート」と「比較表」をスクリーンショットして、次のハウスメーカーとの打ち合わせに持っていきましょう。
[参考文献リスト]