バインドでだけ、急に勝率が落ちていませんか。
他のマップではそこそこ戦えているのに、バインドが来た瞬間に「うわ、終わったかも…」と感じてしまう。もしそんな感覚があるなら、それはエイムの問題ではありません。
結論から言うと、バインドで必要なのは「2本のレーンをどう取りに行くか+テレポでどうプランBに切り替えるか」という、たったひとつの“型”です。
この型さえ持っていれば、ソロランクでも味方の足を引っ張らず、むしろ「バインド得意そうだね」と言われる側に回れます。
この記事では、ゴールド〜プラチナ帯のプレイヤーが 今日から真似できるバインドの基本ムーブ を、攻め・守り・エージェント別に具体的な行動レベルまで落として解説します。
読み終えた頃には、「バインドが苦手なマップ」ではなく「型さえ覚えれば勝ちやすいマップ」に変わっているはずです。
バインドで勝てない本当の理由と「勝ち方の型」
結論:バインドは「強ポジ暗記」では勝てないマップ
先に結論を言うと、バインドで勝てない一番の理由は、ラウンドの目的があいまいなまま強ポジだけ覚えようとしているからです。
バインドには他のマップと違う特徴がいくつかあります。
- ミッドエリアが存在しない
- A・Bサイトをつなぐ 2つのテレポーター がある
- Aシャワー と フッカー という、取り合いになりやすい“起点レーン”がはっきりしている
この構造のせいで、「どのレーンを取りに行くか」→「テレポでプラン変更するか」 という考え方をしないと、ラウンドの流れに置いていかれます。
「なんとなくシャワーを見ていたら味方がBに行っていて、自分だけ取り残された」
「テレポ音が鳴るたびに何を信じればいいか分からない」
こういった混乱は、プレイヤーが下手なのではなく、バインドの構造を線で理解できていないだけです。
よくある悩みは、ほとんど「レーン」と「テレポ」の問題
バインドでよく相談される質問を、少し具体的に挙げてみます。
- 「Aシャワーはどこまで前に出ていいのか分からない」
- 「フッカーを守っているときに、どこで引けばいいか分からない」
- 「テレポを使った方がいいのか、そのまま押し続けた方がいいのか判断できない」
これらはすべて、「ラウンドの目的 → どのレーンを取りに行くか → テレポでどうプラン変更するか」という順番で考えられていないことから生まれる問題です。
【結論】: バインドでは、ラウンド開始時に「どのレーンを取りに行くか」を自分の中で決めてから動き始めるだけで、立ち回りの迷いが大きく減ります。
なぜなら、バインドはミッドが無いため、Aシャワー・Aショート・フッカー・Bロングといったレーンに動きが分かれやすく、レーンの意識が薄いとマップのどこに関与するべきか分からなくなるからです。先にレーンの担当を決めておけば、テレポでのプラン変更も「担当レーンを変える」行為として整理できるようになります。この視点を持つだけで、バインドでの迷子感はかなり解消されます。
ソロランク特化「2レーン+テレポ」の基本ムーブ
ここから、バインドで一番大事な「2レーン+テレポ」の基本ムーブを攻めと守りに分けて整理します。大事なのは、毎ラウンド同じ動きをすることではなく、毎ラウンド「どの2レーンを起点にするか」を決めることです。
攻め:A攻めのテンプレ「Aショート+シャワー」
まずは攻め側での Aサイトを狙うラウンド を、具体的な型として紹介します。
攻めAラウンドの基本フロー
- Step1:ラウンド開始時に「Aショート+シャワー」を宣言する
- 味方に「A行こう」「Aシャワー・ショート取ろう」と一言ピンやチャットで意思表示する。
- 自分がレイズやスカイなら、「自分はシャワー行くね」と担当レーンも一緒に伝えるとベスト。
- Step2:Aシャワー側での情報取り
- レイズならグレネードやブームボットで角をクリアする。
- スカイならトレイルブレイザーでシャワー内の敵位置を確認する。
- 目的は「Aシャワーに敵が何人いそうか」「アグレッシブに詰めてきているか」を把握すること。
- Step3:Aショート側の様子と合わせて、プランA or プランBを選択
- Aショート側で相手のスモークやモロトフを多く消費させられていれば、そのままAサイトエントリーがプランA。
- AシャワーとAショートの両方で強く拒否されている場合は、テレポでBサイト側へ素早く切り替えるプランBを選ぶ。
- Step4:テレポ使用後の動き方
- Aショートからショート側テレポに入る場合、味方に「B行こう」「テレポ入る」と短く共有。
- B側に出た後は、フッカーかBロングのどちらかを素早く確保し、再度2レーンの形(フッカー+ロング)を作る。
攻め:B攻めのテンプレ「フッカー+Bロング」
Bサイトを狙うときも考え方は同じです。
フッカー+Bロング の2レーンを軸に考えます。
攻めBラウンドの基本フロー
- Step1:フッカー組とBロング組を分ける
- 「2人フッカー、3人ロング行こう」のように大まかで良いので役割分担を決める。
- レイズやスカイがフッカー側、ヴァイパーやブリムがBロング側にいると動きやすい。
- Step2:フッカーのコントロール
- スキルを使って中に入る、もしくは敵スキルを吐かせる。
- 目的は、フッカーの奥にどれくらい敵がいるか、Bサイト中がどれくらい守られているかを把握すること。
- Step3:Bロングの前進と同時タイミングの圧力
- Bロング側もただ覗くだけでなく、スモーク・フラッシュなどを合わせて同時タイミングでプレッシャーをかける。
- フッカーだけ先に突っ込んで孤立しないよう、時間を合わせる意識が大事。
- Step4:Bが硬いと感じたらテレポでAへ切り替え
- Bロングやフッカーで相手の守りが重そうなら、Aへのテレポ切り替えを選択。
- このとき、すでに使わせたスキルを味方で共有しておくと、A側でのエントリーが楽になる。
守り:初期配置の基本「シャワー担当」と「フッカー担当」
守り側で迷う人が多いのは、「Aサイトのどこに立つべきか」「Bサイトのどこを見ればいいか」が曖昧だからです。
ここもシンプルに 「シャワー担当」「ショート担当」「フッカー担当」「Bロング担当」 という4つの役割で考えます。
守りの基本イメージ
- Aサイト:
- 1人がAシャワー担当
- 1人がAショート〜サイト内担当
- Bサイト:
- 1人がフッカー担当
- 1人がBロング担当
- 残り1人(センチネルやスモーク)は、情報を聞きながら早めに寄れるポジションで待機
エージェント別“真似するだけ”立ち回りテンプレ
ここからは、実際に多くのプレイヤーが使いやすい レイズ / スカイ / ゲッコー を例に、「攻めA」「守りB」の冒頭30秒で何をすればいいかをテンプレート化します。
レイズ:シャワーとフッカーでスペースを作るアタッカー
攻めA(レイズ)の冒頭30秒テンプレ
- ラウンド開始前に「自分がシャワー行くね」と宣言する。
- シャワー入口の角にグレネードを投げて、詰めポジションをどかす。
- ブームボットでシャワー奥をクリアしながら後ろについていく。
- シャワー奥に敵がいた場合は、味方のフラッシュやスモークを待ってから一気に距離を詰める。
- Aショート側がスモークで前進し始めたタイミングで、シャワーからも圧力を合わせる。
守りB(レイズ)の冒頭30秒テンプレ
- フッカー内かフッカー前で初期位置を取り、詰めてくるラッシュをグレネードで止める準備をしておく。
- フッカーの窓越しに、ブームボットを流して敵のラッシュ気配を確認する。
- ラッシュ気配が強いと感じたら、グレネード+味方スモークで時間を稼ぎつつ、サイト中に一歩下がる。
- Aサイト側に敵が多そうな情報が入れば、フッカーからテレポを使って素早くA側のリテイク準備に回る。
スカイ:シャワー・フッカーの情報係
攻めA(スカイ)の冒頭30秒テンプレ
- Aシャワー前で味方に「トレイルでシャワー見るね」と伝える。
- トレイルブレイザーでシャワー内〜奥をクリアし、敵の数や位置を味方にコールする。
- 情報が取れたら、自分もシャワーに入り、フラッシュでサイトやランプ側の視界を奪う準備をする。
- Aショート側のエントリータイミングに合わせて、シャワーから1発目のフラッシュを投げる。
守りB(スカイ)の冒頭30秒テンプレ
- フッカー側で初期位置を取り、「ラッシュっぽかったら犬で見る」と味方に伝えておく。
- 足音やスキル音が増えたタイミングでトレイルブレイザーを使い、どれくらいの人数がいるか確認する。
- ラッシュであれば、すぐにフラッシュを重ねて味方とキルを取りに行く、もしくはサイト中に引きながら時間を稼ぐ。
ゲッコー:オーブとサイト取りを両立する万能イニシエーター
攻めA(ゲッコー)の冒頭30秒テンプレ
- Aシャワー前でディジーを投げ、シャワー入口〜奥の敵の顔を上げさせる。
- シャワーのオーブを素早く回収して、自チームのアルティメットゲージを早める。
- モッシュピットでランプやトリプル付近をどかしながら、Aショートの進行タイミングに合わせる。
守りB(ゲッコー)の冒頭30秒テンプレ
- フッカー付近で初期位置を取り、ラッシュに備えてモッシュピットを構える。
- 音が大きくなってきたタイミングでモッシュピットをフッカー入口に投げ、時間を稼ぐ。
- 余裕があるラウンドでは、フッカー内のオーブをフェッチで取りつつ、アルティメットの回転を意識する。
📊 比較表
表タイトル: レイズ・スカイ・ゲッコーのバインド基本役割比較
| エージェント | 攻めでの主な役割 | 守りでの主な役割 | 意識するレーン | やりがちなNG行動 |
|---|---|---|---|---|
| レイズ | シャワー・フッカーでのスペース作りとワンピック要員 | フッカーやBサイト周りでラッシュの足止め | Aシャワー / フッカー | 毎ラウンド同じ場所で飛び込み、予想されて即落ちする |
| スカイ | シャワーやフッカーの情報収集+エントリーフラッシュ | ラッシュの有無を見極める情報係 | Aシャワー / フッカー | トレイルブレイザーだけ流して自分は何も前に出ない |
| ゲッコー | オーブ回収+サイト取りに必要なエリアをどかす | ラッシュをモッシュピットで遅延しつつ、オーブでアルティメット加速 | フッカー / Aシャワー | モッシュピットを適当に投げて、時間稼ぎにならない位置で消費してしまう |
【結論】: 自分のメインエージェントを1体決めて、「攻めA」「守りB」の冒頭30秒だけでもテンプレ化すると、バインドでの安定感は一気に増します。
なぜなら、ラウンド序盤の迷いが減ることで、スキルを使うタイミングや位置が毎回バラバラにならず、味方の動きとも噛み合いやすくなるからです。まずは1エージェントに絞り、「この30秒だけは毎回同じ流れにする」という習慣を作ることが、バインド上達の近道になります。
よくある疑問と“明日からの一歩”Q&A
ここからは、バインドについてよく聞かれる質問をQ&A形式で整理します。記事を読み終えた後の「でも、こういうときはどうすれば…?」を先回りして潰しておきます。
Q1. 味方が全然合わせてくれないときはどうすればいい?
A. 自分が動きの「軸」を宣言してあげると、思った以上に味方は乗ってきます。
たとえば攻めであれば、「Aシャワーとショート取ろう」「自分シャワー行くね」のように、レーンと自分の担当だけでも先に決めてしまうと、味方はそこに乗りやすくなります。
「バインドの全体戦略」を説明する必要はありません。「どのレーンを取りに行くか」と「自分はどこを見るか」だけ共有すれば、ソロランクでも十分機能します。
Q2. テレポを使うと毎回待たれていて、出た瞬間に倒されます…
A. テレポは“入るタイミング”よりも“入る前にどれだけ情報をずらせているか”が重要です。
テレポで待たれやすいパターンは、以下のようなものです。
- ラウンド序盤からずっと同じタイミングでテレポに入る
- テレポの音を鳴らす前に、他のレーンに一切プレッシャーをかけていない
- 毎ラウンド同じ人数で同じテレポに入っている
意識すべきポイントは2つです。
- テレポ前に、元いたサイト側でスキルや足音を使って「まだいる感」を出す
- テレポ後は一度深呼吸して、味方の位置と敵の位置をイメージしてからピークする
「テレポ強い=とりあえず飛べば強い」ではなく、
「テレポは敵の頭の中のマップを一瞬で書き換える装置」だと考えると、使い方がかなり変わってきます。
Q3. バインドを本当に避けたいくらい苦手な場合、何から練習すればいい?
A. まずは「攻めAシャワーのムーブ」と「守りフッカーの守り方」の2つだけに絞って練習してください。
バインド全体を一気に理解しようとすると、ほぼ確実に挫折します。
代わりに、以下のようなミニ目標を設定してみてください。
- Day1〜3: カスタムでAシャワーまでの動線を確認し、レイズやスカイでのスキル位置をざっくり決める
- Day4〜6: カスタムでフッカー周りの射線を確認し、「引き位置」と「耐えるときのスキル」を決める
- Day7: 実戦で「Aシャワーとフッカーだけは迷わず動く」ことを目標にプレイする
バインドは「覚えることが多いマップ」ではなく、「起点になるエリアがはっきりしているマップ」です。
起点だけ押さえてしまえば、残りは自然と見えてきます。
まとめ:バインドは“型”を知っている人が得をするマップ
ここまでのポイントを整理します。
- バインドはミッドが無く、テレポーターがあるため、他マップと同じ感覚では戦いにくい構造を持っている
- 勝ち筋は、
- 「2レーンを起点にする」(Aショート+シャワー / フッカー+Bロング など)
- 「テレポで素早くプランBに切り替える」
の2つをセットで考えること
- レイズ・スカイ・ゲッコーのようなエージェントは、
- シャワー・フッカーの情報取りとスペース作りを担当することで、
- 味方のエントリーを一気に楽にできる
- すべてを一気に完璧にしようとするのではなく、
- 「攻めAシャワーの冒頭30秒」
- 「守りフッカーの冒頭30秒」
の2つからテンプレ化するのが最短ルート
最後に、明日からの具体的な一歩を提案します。
- カスタムで5分だけ、Aシャワーとフッカーの動線を確認する
- 自分のメインエージェント1体について、「攻めA」と「守りB」の冒頭30秒の動きをメモに書き出してみる
- 次のコンペでは、ラウンド開始ごとに「Aシャワーとショート行こう」「自分フッカー見るね」とレーンと担当だけ宣言してみる
この3つを続ければ、「バインド来た、終わった…」という気持ちは少しずつ消えていき、「バインド来た、よし今日も型を試そう」という感覚に変わっていきます。
バインドは、“型”を知っている人が一方的に得をするマップです。
その小さなアドバンテージを、今日からあなたのものにしていきましょう。 🎮