「『アクタージュ』の作者って、現在どうしている?」
「原作者のマツキタツヤ氏は漫画業界から完全に離れたの?」
「作画の宇佐崎しろさんは、今も漫画を描いている?」
結論からいうと、2026年9月現在、『アクタージュ act-age』の原作担当と作画担当は、まったく異なる状況にあります。
原作担当のマツキタツヤ氏は、「八ツ波樹」という別名義で、小学館『マンガワン』の漫画『星霜の心理士』の原作を担当していたことが、2026年3月に小学館から公式に公表されました。
ただし、『星霜の心理士』は2026年3月2日から更新を一時停止しています。
小学館はその後、第三者委員会による調査を行い、2026年8月3日に調査報告書を受領。翌8月4日には再発防止策を公表しています。
一方、作画担当の宇佐崎しろ氏は、原作・西修氏による『魔男のイチ』の作画を担当。
同作は『週刊少年ジャンプ』2024年41号からスタートし、2026年9月現在も連載中です。
まず、2人の現在を簡単に整理すると次のとおりです。
| 項目 | マツキタツヤ氏 | 宇佐崎しろ氏 |
|---|---|---|
| 『アクタージュ』での担当 | 原作 | 作画 |
| 現在確認できる作品 | 『星霜の心理士』原作 | 『魔男のイチ』作画 |
| 名義 | 八ツ波樹 | 宇佐崎しろ |
| 掲載媒体 | マンガワン | 週刊少年ジャンプ |
| 2026年9月現在 | 『星霜の心理士』は更新一時停止 | 『魔男のイチ』連載中 |
この記事では、2020年の『アクタージュ』終了後、マツキタツヤ氏と宇佐崎しろ氏がそれぞれどうなったのかを、出版社の公式情報を中心に整理します。
『アクタージュ』は2020年8月に連載終了
まず、『アクタージュ』がなぜ現在も止まったままなのか、必要な範囲だけ確認しておきます。
『アクタージュ act-age』は、原作・マツキタツヤ氏、作画・宇佐崎しろ氏による漫画として『週刊少年ジャンプ』で連載されていました。
しかし2020年8月8日、原作担当のマツキタツヤ氏が逮捕。
週刊少年ジャンプ編集部は事実確認を行い、宇佐崎しろ氏とも話し合ったうえで、「連載をこのまま継続することはできない」と判断しました。
2020年8月10日に連載終了を正式発表し、翌8月11日発売の36・37合併号掲載分を最後に終了しています。
参考:週刊少年ジャンプ編集部「『アクタージュ act-age』連載終了に関するお知らせ」
さらに2020年8月17日、集英社は、
- 13巻以降の新刊発売中止
- 既刊1〜12巻の無期限出荷停止
- 電子版コミックスの無期限配信停止
を発表しました。
参考:少年ジャンプ公式「コミックスほか各種企画・関連商品に関するお知らせ」
なお、集英社直営電子書店で停止前に購入していた電子版については、現在も本棚から閲覧できると公式に案内されています。
参考:少年ジャンプ+「『アクタージュ act-age』電子版配信停止のお知らせ」
『アクタージュ』自体については、2026年9月現在も連載再開や13巻発売に関する集英社からの公式発表は確認されていません。
原作者・マツキタツヤは現在どうしている?
ここが、2025年以前の記事から最も大きく更新された部分です。
以前は、2020年の有罪判決後、マツキタツヤ氏が漫画原作者として活動していることを確認できる公式情報はほとんどありませんでした。
しかし2026年3月2日、小学館が重要な事実を公表します。
『マンガワン』で『星霜の心理士』の原作を担当していた「八ツ波樹」氏が、マツキタツヤ氏本人であることを小学館が公式に明らかにしました。
参考:小学館「マンガワンにおける新たな原作者起用問題と第三者委員会設置について」
「八ツ波樹」名義で『星霜の心理士』を執筆
『星霜の心理士』は、原作・八ツ波樹氏、作画・雪平薫氏による作品です。
異世界へ転移した臨床心理士が、勇者一行の心の問題に心理療法で向き合っていく物語として『マンガワン』で展開されています。
小学館の公式説明によれば、八ツ波樹氏はマツキタツヤ氏と同一人物です。
つまり、「マツキタツヤ氏は事件後、漫画原作の仕事から完全に離れていた」という理解は、現在では正しくありません。
別名義ではあるものの、商業漫画の原作者として活動を再開していました。
小学館は過去の事件と有罪判決を把握したうえで起用していた
小学館の説明では、マンガワン編集部はマツキタツヤ氏の過去の事件と有罪判決を把握したうえで、『星霜の心理士』の原作者として起用を判断していました。
小学館が公表した判決内容は、懲役1年6か月・執行猶予3年です。
編集部は起用にあたり、
- 判決の確定
- 執行猶予期間の満了
- 事件に対する反省の姿勢
- 再発防止への取り組み
- 専門家による社会復帰支援の状況
などを確認したと説明しています。
これは小学館側が公表している起用判断の経緯であり、その判断自体が適切だったかについては、その後第三者委員会による検証が行われました。
マツキタツヤ氏はいつから再び漫画原作に関わっていた?
小学館は、起用までの経緯について具体的な日付も公表しています。
| 時期 | 確認できる動き |
|---|---|
| 2024年8月29日 | マンガワン編集者がマツキタツヤ氏名義のXアカウントへ面会を打診 |
| 2024年8月30日 | 『星霜の心理士』原案となる小説『勇者一行の心理カウンセラー』を執筆していることを編集者へ共有 |
| 2024年9月6日 | マンガワン編集者と都内で初めて面会 |
| その後 | 「八ツ波樹」名義でマンガワン掲載を目指した制作を開始 |
| 2026年3月2日 | 小学館が八ツ波樹氏=マツキタツヤ氏であることを公式公表 |

この経緯から、少なくとも2024年には、マツキ氏が再び商業漫画の原作に関わる具体的な動きが始まっていたことが分かります。
なぜ「八ツ波樹」という別名義を使っていた?
この点についても、小学館が公式に説明しています。
小学館によると、マツキ氏側は旧名義で活動することによって、被害に遭った方々に事件の記憶を呼び起こす可能性などを懸念し、二次加害につながらない状況で執筆活動をしたい意向を示していたとされています。
そのため、マンガワン編集部との協議の結果、「八ツ波樹」という別のペンネームを使用することになったと説明されています。
ただし小学館自身も2026年3月の発表で、
「この方法が本当に被害者への配慮になっていたのか、さらに熟慮すべきだった」
という趣旨の認識を示しました。
つまり、別名義を使った理由については小学館から説明されていますが、その判断の妥当性まで確定的に評価されたわけではありません。
『星霜の心理士』は現在どうなっている?
『星霜の心理士』については、2026年3月2日の小学館発表と同時に大きな動きがありました。
小学館は、原作者起用のプロセスなどを第三者委員会で検証するため、2026年3月2日から『星霜の心理士』の更新を一時停止しました。
その後、2026年3月19日に第三者委員会が正式に設置され、約4か月半にわたって事実関係や原因分析などの調査が行われています。
2026年8月3日、小学館は第三者委員会から106ページに及ぶ調査報告書を受領したことを公表。
翌8月4日には、その事実認定と提言を受けた経営責任・再発防止策を発表しました。
参考:小学館「第三者委員会調査報告書の受領に関するお知らせ」
一方、2026年9月22日時点で、今回確認した小学館の公式情報では『星霜の心理士』の更新再開を知らせる発表は確認できませんでした。
ただし、作品自体が販売停止になっているわけではありません。
小学館eコミックストアでは、2026年9月現在、『星霜の心理士』第1巻・第2巻が販売中です。
現状を整理すると、
- 八ツ波樹=マツキタツヤであることは公式確認済み
- 『星霜の心理士』は2巻まで配信中
- 作品更新は2026年3月2日から一時停止
- 第三者委員会の調査は2026年8月に終了
- 更新再開については公式発表を確認できない
という状態です。
作画担当・宇佐崎しろは現在『魔男のイチ』を連載中
一方、作画を担当していた宇佐崎しろ氏は、現在も漫画家として活動しています。
2026年9月現在、宇佐崎氏が作画を担当しているのが『魔男のイチ』です。
原作は『魔入りました!入間くん』などで知られる西修氏。
『魔男のイチ』は『週刊少年ジャンプ』2024年41号から連載が始まりました。
2026年現在も週刊少年ジャンプで連載継続中
『魔男のイチ』は2026年9月現在も『週刊少年ジャンプ』で連載されています。
宇佐崎しろ氏は、もはや「事件後に漫画家として復帰した」という段階ではなく、現在の週刊少年ジャンプで連載作品を持つ現役漫画家と表現するのが正確です。
2026年7月3日にはコミックス第9巻が発売。
さらに第10巻は2026年10月2日発売予定と公式に案内されています。
マツキタツヤと宇佐崎しろ、それぞれの2026年現在を比較
『アクタージュ』は原作と作画を別々の作家が担当していた作品です。
そのため、「アクタージュの作者は現在どうしている?」という疑問については、2人を分けて考える必要があります。
| 項目 | マツキタツヤ氏 | 宇佐崎しろ氏 |
|---|---|---|
| 『アクタージュ』担当 | 原作 | 作画 |
| 現在確認できる作品 | 『星霜の心理士』 | 『魔男のイチ』 |
| 現在の名義 | 八ツ波樹 | 宇佐崎しろ |
| 担当 | 原作 | 作画 |
| 掲載媒体 | マンガワン | 週刊少年ジャンプ |
| 2026年9月現在 | 作品更新一時停止 | 連載継続中 |
| 単行本 | 『星霜の心理士』2巻まで配信中 | 『魔男のイチ』9巻まで発売済み、10巻発売予定 |

「アクタージュの作者」という一括りだけでは、現在の状況を正確に説明できません。
原作担当と作画担当では、2020年以降の経緯も、2026年現在の活動状況も大きく異なっています。
『アクタージュ』自体は現在どうなっている?
作者2人がそれぞれ別の作品に関わっている一方、『アクタージュ』そのものが再開したわけではありません。
2026年9月現在、集英社から、
- 『アクタージュ』連載再開
- 続編制作
- 13巻発売
- 既刊の出荷再開
- 電子版の新規配信再開
について公式発表は確認できません。
また、「マツキタツヤ氏が別作品で原作活動を再開した」ことと「『アクタージュ』が再開する」ことはまったく別の話です。
『アクタージュ』について判断する場合は、今後も集英社・週刊少年ジャンプからの公式発表を確認する必要があります。
アクタージュ作者の現在についてよくある質問
マツキタツヤは現在何をしている?
2026年3月、小学館が、マツキタツヤ氏が「八ツ波樹」名義で『星霜の心理士』の原作を担当していることを公式に公表しました。
同作は2026年3月2日から更新を一時停止しています。
八ツ波樹とは誰?
『アクタージュ』原作者のマツキタツヤ氏と同一人物です。
これはネット上の推測ではなく、2026年3月2日に小学館が本人の了承を得たうえで公式に公表しています。
『星霜の心理士』は現在どうなっている?
2026年3月2日から更新を一時停止しています。
第三者委員会は2026年8月に調査報告書を提出しており、小学館も再発防止策を公表しています。
2026年9月22日時点で、今回確認した小学館公式情報では更新再開の告知は確認できません。
単行本・電子版については、現在2巻まで小学館eコミックストアで配信されています。
宇佐崎しろは現在何を描いている?
『魔男のイチ』の作画を担当しています。
原作は西修氏で、『週刊少年ジャンプ』2024年41号から連載開始。
2026年9月現在も連載中です。
『魔男のイチ』は何巻まで発売されている?
2026年9月現在、第9巻まで発売済みです。
第10巻は2026年10月2日に発売予定です。
マツキタツヤが活動再開したなら『アクタージュ』も復活する?
そのように判断できる公式情報はありません。
マツキ氏が『星霜の心理士』の原作を担当していたことと、『アクタージュ』の権利・連載判断は別問題です。
2026年9月現在、『アクタージュ』の再開について集英社から公式発表は確認できません。
『アクタージュ』13巻は発売された?
発売されていません。
集英社は2020年8月17日に13巻以降の新刊発売中止を正式発表しています。
『アクタージュ』の電子書籍は現在買える?
集英社は電子版コミックスを無期限の配信停止としています。
一方、集英社直営電子書店で停止前に購入していた作品については、現在も本棚から閲覧できると案内されています。
まとめ|アクタージュの原作者と作画担当は現在まったく異なる道を歩んでいる
『アクタージュ』作者の2026年現在について整理すると、次のようになります。
- 原作担当・マツキタツヤ氏は「八ツ波樹」名義で『星霜の心理士』の原作を担当していた
- 八ツ波樹氏=マツキタツヤ氏であることは2026年3月に小学館が公式公表
- マンガワン編集部は過去の事件・判決を把握したうえで起用していた
- 『星霜の心理士』は2026年3月2日から更新一時停止
- 第三者委員会は2026年8月に調査報告書を提出し、小学館は再発防止策を公表
- 2026年9月現在、『星霜の心理士』は2巻まで配信中
- 作画担当・宇佐崎しろ氏は『魔男のイチ』を週刊少年ジャンプで連載中
- 『魔男のイチ』は9巻まで発売済みで、10巻は2026年10月2日発売予定
- 『アクタージュ』自体の連載・出荷・新規電子配信は再開していない
現在の状況を一言でまとめるなら、「原作者は別名義で商業漫画原作に復帰していたことが判明し、作画担当は週刊少年ジャンプで新作を連載している」です。
ただし、2人がそれぞれ現在も創作に関わっていることと、『アクタージュ』そのものの再開は切り分けて考える必要があります。
『アクタージュ』については、2026年9月現在も再開・続編・13巻発売などの公式発表は確認されていません。